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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

人生は再生できる「忘れえぬ想い」 

 

今日シアターN渋谷でセシリア・チャン、ラウ・チンワン主演の「忘れえぬ想い」http://www.wasureenu-omoi.com/(音が出ます)を観て来ました。

シアターN渋谷、わかりにくい場所です。渋谷駅南口方面に出てJTBを目印にするといいのですが・・。今日待ち合わせした友人のほとんどが迷ってました。初めて来られる方は事前に地図のご確認を。(笑)

以下、ネタばれあり。
婚約者を事故で失ったシウワイ(セシリア)は彼が運転していたミニバスを引き継ぎ、慣れないハンドルを操りながら、ミニバスの運転手を始める。彼が遺した5歳の子供・ロロ(原島大地)を育てながら・・。

恋人の死を悲しむ暇もないくらい現実は厳しい。お客さんを他のミニバスにとられたり、交通違反キップを切られたり、お客にバス代をおもちゃのお札(供物用と書いてあったから死者の供物用のお金?)で誤魔化されたり、夜間も運転をしようとしてヤクザに追い払われたり。
ロロの世話、食事の支度もままならない、収入もうまく増えないので家賃や保育所のお金も滞納してしまう。

それでもミニバスの運転を辞めないのはそのバスは婚約者が残したものだから。
シウワイを運転手仲間で唯一助けてくれるのはファイ(ラウ・チンワン)のみ。最初彼が彼女を助けているのは、彼が彼女の婚約者の死に立ち会ったための成り行きと思われていたが、ファイにも失った者への想いからの行動だった。

とにかくノーメイクのセシリアが物凄く美しい。活動的な男っぽい服装も、彼女の女性としての魅力をかえって引き立てている。
そしてラウ・チンワンの男らしいこと。心配そうにセシリアを見つめたり、ロロの面倒を見る様子は女性から見たら誰もが頼りになる存在と思うだろう。

女性一人で、子供を育てながら生計を立てるのは難しい。それは香港も日本も変わらないのだろう。
この映画を観ながら、婚約者の死を迎える女性の話、という点では同じ始まりの「恋之風景」を思い出した。

「恋之風景」の主役カリーナ・ラムは亡くなった婚約者の故郷を訪れ、婚約者が描いた風景を探し、彼の遺した日記を毎日一日ずつ読んでいく。ひたすら彼の思い出に没頭することによって、彼を忘れないように努めるのだ。
「恋之風景」では主人公は恋人の死に苦しむものの、生活にしばらく困る様子はない。

反面「忘れえぬ想い」ではセシリアは、婚約者の遺した子供を育てなければならないというまったなしの現実に直面していて泣いている暇がない。

「恋之風景」が恋人の死に囚われて前に進めない女性の話だとすると、「忘れえぬ想い」では恋人の死を乗り越え、自分で前に突き進んでいくしかない女性の話だといえるかもしれない。

セシリアの演じるシウワイは最後、恋人のミニバスを売ってしまう。そこには何の後ろめたさも見えない。自分の人生は自分で切り開くしかないのだ。自分の本当にしたい仕事・人生を取り戻すのにためらいは必要はない。
人間は誰でも自分の思う時期に人生を再生できる。
香港の人々の力強さはここから来ているのかもしれない、と思った。

category: 香港映画

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