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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

档案 

 

先日の中国語教室での雑談で、「そういえば中国人てよく名前(名字ではなく下の名前)を改名しますよね」という話になった。

「でも改名って言っても自分でそう名乗ってるだけでしょ?戸籍は変わらないんでしょ?あ、中国って戸籍ありましたっけ?」と、生徒さんが先生に尋ねると
「(戸籍)ありますよ。改名して、戸籍上も名前を変更することもできますよ」と、中国人の先生。
「ええっそんな簡単に?日本だとよっぽどのことがないと改名できないけど・・」
「戸籍で名前を変えちゃったら、別人になっちゃって悪いことをしたのが帳消しになってしまうんじゃないの?」

先生曰く「改名されても『档案(とうあん)』に記載されますから、本人は特定されます」とのこと。
档案というのは中学か高校で作成され、個人の情報が記載されていて、就職のときなど、会社が希望すれば取り寄せられるものだそうだ。本人はそれに何を書いてあるか見ることはできない。

そりゃ、日本にも中学や高校に内申なるものがあって、受験や就職のときに中身は開封せずに志望校に提出したりするけど、あくまでもその段階までのもの。中国では档案は一生有効なものらしい。例えば中国語の先生が中国に帰って地元の会社に就職するということになったら、会社は必要に応じて档案を請求することができる。
戸籍<档案なのだ。

中国人の思想や行動を監視できる仕組みに、怖くなった。

「何を今更!だから中国は・・・」と言うことを言われそうだが、中国の街中でのんびりベンチに座ってるお爺さんや、麻雀やトランプに興じてるおじさんたちにそんな怖いものがひっついてるのが不思議な気がする。大体数十億の国民の一人ひとりに対してそういうものを作っている(しかも随時内容を追加して!)手間暇があるなら、もっと他にやるべきことがあるだろうに!中国政府よ!

先日コン・リーがシンガポールの国籍を取得して中国国内から「裏切り者」呼ばわりされていたけど、その意味がわかったような気がした。
「中国も昔に比べれば良くなりましたよ」という、街角インタビューの判で押したような言葉よりも、「裏切り者」という言葉からは「いつも監視されているような国からオレだって自由になりたいよ」という一般の人たちの本音が見えてくる気がした。

「档案」Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A1%A3%E6%A1%88

category: 日々のつぶやき

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