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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ラースと、その彼女」観ました 

 

新年初の映画鑑賞は前々から観たいと思ってた「ラースと、その彼女」でした。
(久々のお出かけでデジカメを携帯するのを忘れて、映画のポスターを撮影できませんでした・・)

今年初っ端でもう「2009年観た映画のNo,1」かもしれません。
て、早すぎ!!(笑)

シャイで内気な弟ラース(27歳)が初めて彼女を連れてきた、と思ったら等身大のリアルドール、名前はビアンカだった。
隣に住む兄と兄嫁が心配して、街のお医者さんに相談すると、「彼は彼女が生きていると思ってるのだから話を合わせてください」と言われる・・・。

こんな始まり方を聞くと、ともすればドタバタの趣味の悪いお話になりそうなのだけど、繊細で優しくて心温まるお話になっている。映画の途中、何度も泣いちゃいました・・・。

この映画では「何故ラースがビアンカを愛してしまったか」を、ことさらに謎解きをしたりはしない。
断片的にわかってくるのは、お兄さんとラースのお母さんが、ラースを出産した後死んでしまったこと。その為、お父さんは気難しい性格になってしまい、お兄さんはそういうお父さんとの生活が気詰まりで早くに自立して家を出て行ってしまった。
ラースが「お母さんが死んでしまったのは自分のせいだ」と、自分の心の中に葛藤を抱えてしまったことは想像にかたくない。兄嫁の妊娠した姿を見て、昔の悪夢がよみがえって来ても決して異常なことではない。そう思うと胸がつぶれそうになる。

この映画は一つの奇跡の話とも言えるし、一人の青年の成長の物語とも、ラースのために街の人がお話を合わせて、ビアンカをだんだんと受け入れていく地域社会の温かさの物語とも言える。
なにより最初はリアルドール、いわゆる男性の性の相手として作られた人形という出自からして気味悪く感じられた存在が、だんだんビアンカに表情が出てきて(これはもちろん観ているものの錯覚なのだが!)優しい自立した一人の女性に見えてくるから不思議なのだ。

物語の中では教会が何度も出てくるが(ラースは信心深い男性なので)、決して宗教じみたお話ではない。どちらかというとここに出てくる教会は、日本の寄り合い所帯、町内会、助け合い精神の場という感じだ。
日曜日のミサの後、飾ってあった花は片付けられ、病院に運ばれる。病気の人の心を和ませるために病院で再利用されるのだろう。あるお女性が「今日は私が病院にお花を届ける番なの」と言って車に花を積み込んでいる。
また、ラースの職場では、「今日は君がコーヒー当番だろう」と、お茶の当番の話が出てくる。

ラースが悲しい気持ちだったとき、街のお婆さんたちが集まってそっと寄り添っているシーンがある。人生にはいろいろなことがある。たまたまそのとき寄り添っていたのがお婆さんたちだったのであって、将来ラースが誰かの悲しみに寄り添っていることもあるのだろう。
人生にも、神様が決めたそのときそのときの「当番」があるのかもしれないのだ。


今日出かけたついでに「香港電影天堂」@シネマート六本木の5枚綴り券を買ってきました。
こんな5枚の絵になってるとは露知らず(汗)。
映画への愛を感じますねぇ・・・。
「香港電影天堂」チケット
真ん中のチケット1枚が「ブラッド・ブラザーズ」専用チケットになってます。あとの4枚は「香港電影天堂」の共通チケットで、「ブラッド・ブラザーズ」も観る事ができます。下の方にあるポストカードは前売り特典です。

同じく「天使の眼、野獣の街」の前売り券も買ってきました。「ラースと、その彼女」の上映がシネクイントで、そのすぐ向かい側が「天使の眼、野獣の街」上映予定のシネマライズなので、ついでに。

「天使の眼、野獣の街」チケット
こちらは対照的にモノトーンぽいデザインで、「観たくない人は観なくてもいいわ」てな媚びてない感じですが、映画の内容がわりときわどい(痛そう)シーンもあるので、シリアスな感じでいいかな。
こういうデザインも好きです。シネマライズという上映館の雰囲気にも合ってるかも。(シネマライズ自体は、実は個人的にはあんまり好きな映画館ではないのですが・・)

category: 映画

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