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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「単騎、千里を走る。」を観た 

 

1月28日(土)本日公開初日の「単騎、千里を走る。」http://www.tanki-senri.com/を観に行ってきました。
午後3時45分の回、さぞかし混んでいるだろう、と思いきや意外にガラガラでした。(汗)
中国映画だから?題材が地味だから?皆、「有頂天ホテル」観てるから?よくわかりません。
来ているお客さんも年配の方が多かったような。

以下、ネタばれあり。
まず思ったのは「人は一人では生きていけない」ということ。

普段、パソコンで必要な情報は何でも手に入り、コンビニで必要な食べ物や雑貨は手に入り、会社に行って仕事をして日々生活していれば自分は何でもできると錯覚してしまう。
でも、言葉のわからない外国にいきなり放り出され、現地の人でも「無理だ」と思うことをやりとげようとすると、たとえ頼りなさそうなガイドでも、赤子のようにその人の好意に頼るしかない。現地の人の好意にも支えられて、なんとか前に進んでいく。

もう一つは「親子の確執はいずれ解消するのだろうか」ということ。

この物語の主人公とは別のもう一つの親子、服役中の仮面劇の役者の父親とその子供。
この親子が今後うまくやっていけるのか、確証はない。人間は同じことを繰り返し、どちらかが死ぬまでその問題は解決しないのかもしれない。

私の弟がまさにそれで、弟は今九州に住んでいるが、両親とはほとんど没交渉だ。一時完全に失踪して居場所がわからない時期もあった。
今でこそ結婚して孫も出来ているので何度か両親が会いに行ったりはしているが。
どこまでも現実主義の父親と、感傷的で本当は小説家になりたかった母親はいつも意見が真っ向対立、水と油の関係だ。私は両親の諍いの種は作るまい、と小学生の頃から自分の悩みは一切相談せず、何でも自分で決め、そのくせ親の言う事は聞く長女の役柄に徹してきた。
(今では生活の苦しかった親の苦労も理解できるし、育ててくれた事に感謝している)

その家の後継ぎとなるのに、弟が息が詰まったのは無理はない、と思う。
はたして弟と両親が理解しあえる日は来るのだろうか、と映画を観ながら考えたりした。

そして「人を動かすのは『人の想い』」。

「愛情はお金で買える」と言っていた人もいましたが、この映画を観て欲しい、と思った。(笑)

それにしても映画の途中、二度ほどぐっときて涙を流すシーンがあったが最後の終わりは意外にあっけなかった。最後にクライマックスがあると思い込んでる私が悪いのか。
(でもたぶん涙もろい方は号泣だと思います)

あと、不満な点は日本のシーンを受け持った降旗康男監督。
私はこの監督の映像の色あいがあまり好きではないのだ。今回も主人公高田(健さん)がいる海と空の色が好きになれなかった。まるでCGのようによそよそしかった。
たぶん日本海の暗い海だからなのだろうが、ラストにもこの海と空が出てきて閉口した。ラストは明るい色あいで終わってほしかったから。

チャン・イーモウ張芸謀監督、このラストシーンで良かったのですか?とちょっと聞いてみたくなった。

category: 映画

tb: 4   cm: 4

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コメント

 

未見なんですが

(私はまだ観ていませんので、書き込むのはおかしいですが)きっと監督の思いはぐうさんには伝わっているように感じます。観る人の年齢や環境によって感じ方が違うのでしょうが、映画と共にこのぐうさんの思いはずっと私の心に残りそうです。私も来た道を振り返り、今の自分を見つめたい。早く観に行かなくちゃ~_・)

ろくさん #063qKcWA | URL | 2006/01/31 06:43 | edit

ろくさん、ありがとう

本当に「来た道を振り返り、今の自分を見つめる」映画です。親も完璧な人間ではなく、未熟な人間。未熟ながら、懸命に私達を育ててくれた。その事に素直に感謝したいです。

ぐう #- | URL | 2006/01/31 07:33 | edit

ぐうさんTB&コメント有難うございます

ぐうさんTB&コメント有難うございます

>>携帯電話やデジカメやビデオを駆使して行動力がある健さんも楽しめます
>この一文にウケました。(笑)

(^_-)-☆どうも有り難うございます
健さんと言うと、背中で語るとかただ佇むイメージですが。
今回は違いましたね

日本シーンは日本の監督だった事では、確かに若干毛色が違っていましたね

hide #.ciQz8fI | URL | 2006/02/01 22:33 | edit

hideさん、トラバありがとうございます

いらっしゃいませ。hideさんの映画評、楽しく読ませていただきました。
健さんは漁師で、ビデオの配線も近所の若い衆にしてもらったはずなのに、携帯・デジカメ・ビデオを苦もなく駆使していましたねー。「不器用ですから」ではないようです。

日本シーン少々不満が残りましたが、チャン・イーモウ監督が降旗監督を信頼をして全面的にお任せしたので、あのようになったのでしょうね。中国と日本の場面転換としては違いがくっきりして良かったのかもしれません。

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2006/02/01 23:54 | edit

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