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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

映画館にまつわる思い出 

 

11月17日(土)フィルメックスで上映された「それぞれのシネマ」。

今年のカンヌ映画祭が60回開催を記念して世界の著名監督35人に委嘱した短編によるオムニバス。

観るまでは難解な映画ばかりだったらどうしよう、と思ったのですが意外にほのぼのとした内容が多くて楽しかったです。
監督名が短編のタイトルの最初に表示されるものもあり、最後に表示されるものもあるので、最初に監督名が出ると「どんな作品だろう」と思うし、監督名が最後に出ると「やはりそうか」とか「この人はこんな感じの作品を作るのか」と思ったり。

印象に残ったのは
・しっとりと滲むような色合いの赤がまさしく、のウォン・カーウァイ作品。映画館の座席から垣間見えるファン・チーウェイの悩ましげな顔。
女優さんはハイヒールの足元と膝までしか映らず、観る人の想像を掻き立てる仕上りとなっている。

・中国の寒村で野外上映のフィルムを勝手に回している子供たち。チェン・カイコーの作品。
途中電気が切れて自転車を漕いで発電し、フィルムを回す。オチが観る人を考えさせるような内容。

・同じく中国の小さな村での野外上映会。チャン・イーモウ監督。大きなスクリーンに興奮し、遊ぶ子供や若い映写技師と村の女性が視線を交し合う風景が描かれる。
一瞬スクリーンに映った映像は「HERO」だったような気がするのだが。
(チェン・カイコー監督の方はスクリーンに映っている映画はチャップリンのものだったと思う)
残念ながら、ジャ・ジャンク―監督の映画に慣れてからチャン・イーモウ監督の作品を観ると「中国のようで中国でない」、泥水の上澄みをすくったような印象の気がする。とは言え、中国映画の道筋を作った功績は素晴らしいし、欧米に分かりやすく「翻訳」したようなものが彼の作風なのかなとも思う。
偉そうなことを言ってしまったが今の日本映画も「日本のようで日本でない」のだろう、たぶん。
大事なのは「伝えたいと思うことを伝える」ことで手法はそれぞれだと思う。

・台湾の昔の映画館の様子を伝えるシーン。ホウ・シャオシェン監督の作品。
ラストに監督の名前が出たので、監督の作品と思わず観ていて、全体の風景に囚われてチャン・チェン、スー・チーを見逃してしまった。
あああ~!もう一回観たい!と思わせる風景でした。BGMにかかっていた曲が「きよしのズンドコ節」にそっくりで「もしかして元歌があるのかな」と後で調べてみたら「海軍小唄」が元歌でした。
「元々、『ズンドコ節』は『海軍小唄』(かいぐんこうた)と呼ばれていた。軍歌の一つと言われる事もあるが、実際の所は、戦地に赴く男たちの本音を歌った流行歌のような物である。作詞者及び作曲者は不詳である。1945年頃に流行った曲である。」
ウィキペディア(Wikipedia)より。
と言うことで日本統治下の台湾でも流れていた曲だった訳ですね。しかも終戦間近と言うことで、監督自身、この曲に様様な思いをよせていたのかもしれません。

・北野監督作品。素直に面白かった。
田舎の田んぼの真中にあるボロい映画館。観客は1人きり。映写技師が監督自身。
「キッズ・リターン」が上映され、途中フィルムが切れたり、燃えたり。(笑)
スクリーンに炎が映るシーンは「ニュー・シネマ・パラダイス」そのもので笑ってしまった。
最後一本道をまっすぐお客さんが帰っていくシーンはチャップリンの映画のエンディングかな。他にも何かの映画にちなんだシーンがあったかもしれませんが、わかったのはこれくらいでした。

・監督名は覚えていないけど、スクリーン前を人が横切るとスクリーンの登場人物がその動きを目でずっと追うシーン。

・同じく覚えてないけど(ケン・ローチだったかしらん・・・)映画館でチケットを買う前の父親と息子の会話。
結局観る映画が決まらず、「家でサッカー観戦しよう」というオチ。監督なりの「映画よ、もっと頑張ろう!」というメッセージかな。


途中ちょっと眠くなりツァイ・ミンリャン監督の作品が記憶にありません。うぎゃー!
他にもいろいろ面白いのはありましたが、数日たっても記憶に残っているのは上記分かな。

も一回観たい・・と思っても、もう上映はないですよね・・・。


以上 夫のPCからの記事UPでした。

category: 映画

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コメント

 

映画館の想い出

映画が好きということと、映画館が好きということは、
日本ではいつ頃からイコールでなくなってきたんでしょうか。

まだまだ、いろんな国では、町で一軒の映画館へ行ったり、野外上映に行ったりするのが、唯一の映画に触れる機会だったりして。
そんなことを思うと、ちょびっとうらやましい気も(笑)
コンゴ?で夕陽天使みたら、どんな感じなんでしょう?(映画の中で次の上映予定かなにかに出てた)


といいつつ、ついにア○ゾンふらんすまで手をのばしてしまいましたよ(汗)


ちなみに、ツァイミンリャン監督は依頼されてなかったと思います。


ぐれ@携帯 #3/VKSDZ2 | URL | 2007/11/21 12:17 | edit

すみません!!!

ツァイミンリャン監督、ありました!
夢のお話で私はけっこう好き♪

失礼しました。
ジャジャンクー監督と勘違いしました(なんて失礼な!)

ごめんなさい

ぐれ@電車 #sSHoJftA | URL | 2007/11/21 17:47 | edit

グレちゃん、
ツァイ・ミンリャン監督あったと思うのにな(王様のブランチでフィルメックスが取り上げられて、お名前が出てました)、と思ってました。寝てしまって見逃した人間は自信がなかったのですが、訂正コメントありがとう。
おかげですっきりしました。

それにしてもア○ゾンふらんすまで手をのばしてしまいましたか。
確かにかなり誘惑的なDVDですよね。しかも映画館がテーマだなんてグレちゃんぴったり♪

ぐう #XjZxsWQw | URL | 2007/11/22 00:04 | edit

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