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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

中国熱再び 

 

本日「長江哀歌」観てきました。
「長江哀歌」ポスター

去年の東京国際映画祭で観たので2回目の鑑賞です。
去年観た時はまだ中国行ったことなかったんだよなぁ。

今年中国に行った後に再度映画を観ると、いろいろ中国のことを思い返してしまった。

船の中で男たちがすすっている麺は坦々麺かな、とか。
街中で絶えず聞こえる車のクラクションは土埃まで匂ってきそうな感じだ、とか。
チョウ・ユンファかぶれのヤクザのチンピラが「ウサギ印の飴だ、食べてくれ!」と若い衆に配っていた飴は杭州のコンビニで買ったものと同じだろう、とか。(昨年映画を観た時はウサギ印と言ってると気づかなかった)

中国のお土産に買ったウサギ印の飴
ウサギ印の飴


主人公の男性が16年前に出て行った奥さんに再会した時、この飴を半分に割ってお互いに食べるシーンはとっても良かったなぁ。
アジア人男性は言葉では愛を語らないけれど朴訥な真っ直ぐな愛情を感じさせるのだ。
奥さんが、実のお兄さんの借金を肩代わりして船で働かされているのを聞き、一年後にはお金を貯めて迎えに来ることを決める時も、大仰な台詞もなくただ淡々と現実を受け入れている風情。(その為には故郷の山西省に帰って非合法の危険な炭鉱で働かなければならないのだ)

奉節に着いた主人公の男性に、解体現場で働いている男性が「くい門を見たかい?」と話し掛けてくる。
「いや」と言うと「お札にもなってる」と10元札を裏返して見せるとそこには杜甫も詩に詠んだ三峡の風景が。

10元札
10元札


李白が読んだ詩が三峡下りの船のガイドさんのマイクから流れ出すのを聞く時、何千年も前の古の時代と現在が一瞬のうちに重なり、眩暈さえ覚える。

その悠久の歴史の街、二千年の街が二年でダムの底に沈むと言う非日常的世界が今の中国の中には日常的に存在するのだろう。


何故自分が中国(台湾も)に惹かれるのかはわからない。
今は白黒写真の中にしか存在しない自分の子供の頃の世界に帰りたいのか(しかしその風景も地域によってはダムに沈んでしまう!)、悠久の歴史と現代とをごった煮にして活きている世界が新鮮に見えるのか、逞しく日常を活きている人々からエネルギーをもらいたいのか、ただ単に犬が昼寝をしているような食堂で麺を食べたいだけなのか、理由は定かではないがこれからも眼が離せない国と人々なのだ。

category: 映画

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