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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

私はこんなものを食べてきた 3 

 

子供の頃食べたものの思い出話です。

・テンプラ

「テンプラ」と言っても料理の天ぷらではなくて、魚の練り物を油で揚げたもの。所謂「薩摩揚げ」です。

何故かうちの実家のあたりでは薩摩揚げのことをテンプラと呼んでました。確かに油で揚げたものだけど、そのお陰で私は社会人になるまでテンプラ=天ぷらだと思ってました。(汗)

市内とはいえ、住まいは山に近い集落。近くに一軒だけある商店は万屋。鶏肉、豚のコマギレ肉、鮭の切り身くらいは売っていても鮮魚までは扱っていないため、夕食の魚は自転車でやってきて家々を廻る行商のおじさんから買っていました。

自転車の後ろの木箱には氷とともにいろんな魚(主にサバやサンマ)が入っていて、子供の私の眼に入るのは美味しそうなテンプラ。
夏休みなどで家で昼食を取る時はご飯とテンプラにお醤油をかけたものだけがおかず、ということもよくありました。

夕食のおかず用の魚をおじさんから買った後、じっと見ている私と弟に何気なく母がテンプラを一枚ずつ買ってくれて渡してくれることがありました。
「今食べていいの?」
本来ご飯のおかずにするようなものをおやつに食べる贅沢(笑)に胸がどきどきしたのを覚えています。(揚げたてのコロッケを買い食いするようなものと思ってください)

そういえば野菜類は母が家の前にしつらえた畑でトマト、きゅうり、茄子、かぼちゃ、いんげん、白菜、じゃがいも、玉ねぎ、葱、それこそお店で買う必要のないくらいのものを育てていました。実家が農家の母にとって野菜を育てるのは昔も今も喜びだそうです。
内職の和裁に書道教室、家事の他にこれだけの野菜を育てていたからか、料理自体にはあまり手をかけなかった、と言うか、粗食の方が合っていると日頃口にしていた母のためか食卓の記憶と言うと思い出すのはテンプラ、サバの塩焼き、かぼちゃの煮物など簡単な料理ばかり。

自分も年を取り、だんだん料理もシンプルにあっさりしつつあり、時々テンプラを小松菜と一緒に煮たり、表面をさっと焼いてステーキぽくしたりと昔の食卓の味を懐かしんでいます。

ただし海の近くで育った夫は、魚とは生きている魚であり、テンプラに到っては邪道の食べ物と思っている節がありますが、今のところは文句を言わず食べています。

category: 食の思い出

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