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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

なんちゃって翻訳 

 

以前、nancixさんのBBSで紹介されていた米国の雑誌の中で、「CITY BEAT」のアンディ・クレイン氏の文章を訳してみようとふと思ったのは8月である。

結局、お盆休みをはさんで一ヶ月近くかかってしまった。英語が堪能な方なら、ふむふむと読み進めるのだろうけど、ほどんどの単語を辞書で引いての翻訳である。文章的にも「?」のところも多い。
もし、全体的にどんな事が書いてあるのか、さらっとでいいから知りたいわ~と言う方がいらしたらどうぞお読みください。もし、「これは明らかに誤訳ですよ」という箇所がありましたら教えていただけたら嬉しいです。

トニーの事、どう書いてるのかな?と思って訳したのにほとんどウォン・カーウァイについての話でした。とほほ。

原文
http://www.lacitybeat.com/article.php?id=2420&IssueNum=113
~過去へ~
ウォン・カーウァイの「2046」は彼の初期の「欲望の翼」に遡る
byアンディ・クレイン

そのタイトルと多くの場面が2046年に設定されているにもかかわらず、ウォン・カーウァイの新作「2046」は必ずしもSF映画ではない。
ほとんどの撮影は1960年代中期の香港の場所を占める、未来の世界は主役チャウモウワンによって書かれた創作物である。

何故2046なのか?たぶんそれは中国が香港の自治権を許す最後の年であるからだろう。もしくはそうではないかもしれない。
その番号は繰り返し映画の中に現れる。チャウの女友達の住むホテルの部屋番号、未来のシーンではそれは人々を連れ去り、ほとんどが戻ってくる者はいない場所として。

ウォンの作品ではしばしば描かれるプロットは水銀の一滴のしずくを従わせようと試みるのに似ている。
映画はチャウモウワンが数年のシンガポールの生活後、香港に戻ってくる1966年から始まる。彼は昔の踊り子(カリーナ ラウ カーリン)に出くわす、彼女は時々ルルと呼ばれ、また別の時はミミと呼ばれる。
彼女は彼を覚えていないと主張する、そしてちょっとの間映画はアラン・レネの「去年マリエンバートで」に転換されたように見える。(実際、私はかなりの確信を持っている)

彼が2046号室の部屋を訪れた時、彼は彼女が引っ越した事を知る。彼はついにはグラマラスな娼婦バイ・リン(チャン・ツィイー)の部屋2046号室の隣の2047号室を借りる。
しかし彼はスーリーチェン(マギー・チャン)との失恋の記憶にとりつかれている。彼は一連の自由な男女関係を諦める。
バイ・リンが彼に身元保証を頼んだ時、彼は彼の大家の娘ワン・ジンウェン(フェイ・ウォン)―日本人との恋に落ちているが、彼女の父親に反対されている―と少々のプラトニックな時を過ごしていた。
彼はまた別の女性と出あっていた。彼女は強く悲しい顔をしたギャンブラー(コン・リー)で、彼は後から知ったのだが彼女の名前もまたスーリーチェンである。
彼は別れ、情事をし、思い出す。
物語の秩序は一つの観点ではなく、完全に明らかなものではない。映画は反理想郷を夢想する過去を呼び戻す為の現在を警告することなく変化する。
この混乱を作っているのは、「2046」が最初は続編として表現されたというよりも、撮影と編集のプロセスの間で変化したものであろう。
チャウはウォンのこの前の作品「花様年華」(2000)でトニー・レオンが演じた、スーリーチェンとの、あるいはまだ一線を越えていないキャラクターと同じである。
まだある。
「花様年華」のキャラクターたちを再現させるだけでなく、少なくとも「花様年華」とは決して直接の関係のないウォンの1991年の「欲望の翼」のキャラクターたちを再現させている。
「2046」の非常に惹かれる実践の一つは二つの過去の映画の間の話の関係を過去に遡って発展させる事だ。アメリカの何人の批評家が「花様年華」のスーリーチェンのキャラクターが「欲望の翼」のキャラクターと同じ名前であることに気づいただろうか?ウォンはいくつかの点で二つの物語を一緒に結びつけることを計画したのだろうか?もしくはただスーリーチェンという名前が似合うと考えただけなのだろうか?

その感覚でいえば「2046」は恐らくシリーズの三番目の映画だ・・・。もしくは二つの初期の別々の物語の同一の続編である。「欲望の翼」の最も不可解な要素の一つは、最後の二分間である、トニー・レオン―彼は映画の中で結局全然出演せず、めかしこんで夜の町へ出て行こうとしている。
これは続編のための過渡的な興味をそそる広告のように思われた。しかし「欲望の翼」は商業的には失敗だった、(棚一杯の賞を勝ち取ったにもかかわらず)そして、その続編は断念された。チャウモウワンが誰か、たぶんミステリアスなギャンブラーに会うシーンはここでは完璧にフィットしている。

これは前もって計画されたものだったのだろうか?私は疑わしいと思う。ウォンは台本なし、もしくは台本なしと同じくらいの沢山の異なった相容れない草案で撮影をすることで有名である。
彼の基本的な技術は彼がキャストやクルーと一緒にセットで記録していく事、彼の進行に合わせてスタッフを埋め合わせる事、キャストのメンバーが去らなければならない間、満足のいくものを召集しながら撮影をしていく事である。
その観点では、それ自身の影響力において、ウォンの全作品は彼の特徴全てに匹敵するナチュラルで相互関連的なスーパームービーに変化しているようだ。
1994年のウォンの「楽園の瑕」-彼の他の作品、現代的なロマンスと混じり合うことは不可能に見える-でさえ、たぶんチャウによって書かれた武侠小説であることがいつか明らかにされるだろう。

この事の全てのポイントは、「2046」が一つの物語として独立できるとはいえ、もしあなたが他のウォンの作品・・・少なくとも「欲望の翼」と「花様年華」をよく知っているならそれを鑑賞する体験は大いに高まる。

いまだそれらの作品が冷遇されているが、「2046」は夢のような、漂流する、内省的な映画(名匠ウォンによる)の一種である。彼はわざと構想の予想から映画を漂流させる、しかし、長い間手助けをしている、甘美な視覚的手触りを生み出す共同制作者のクリストファー・ドイル-たぶん現役では最も偉大な映画撮影技師、そして編集者であり演出家であるウィリアム・チョンのおかげでうまくやり遂げる。

ウォンの物憂いペースは明らかに万人向けではない。実際、私は「恋する惑星」を除いて何年も彼の初期の作品の魅力の虜になった。
私は1997年の「ブエノスアイレス」を観るまでは本当には、嵌っていなかった。そして私の感激は「花様年華」で頂点に達した。「欲望の翼」の私の修正された観方に基づいて、ウォンの映画はその間ずっと非常に良くなっていったので、私は彼の独特の(少なくとも異例の)文学的表現に慣らされていった。

例によって例のごとく彼は彼の俳優たちから非凡な演技を手に入れている。チャン・ツィイー(グリーン・スティニー、HERO、LOVERS)は以前セクシーな戦士を演じた。しかしここでは彼女はヒールとタイトなドレスに身を包むしたたかな人物だ。彼女のバイ・リンは救いようなく安っぽく見えるかもしれない、もし、新顔のチャン・ツィイーが彼女の最近見出されたセクシャルな魅力で、未熟なお祭り騒ぎの中で胸を刺すような空気をまとっていなければ。

結局、中間近くのまるまる15分の未来の場面を除いてほとんどのシーンに登場するトニー・レオンの演技は映画全体の中心となっている。
ここ15年間-ジョン・ウーの「ハードボイルド」(1992)から商業的な大衆娯楽作品「裏街の聖者」(1995)、彼のより最近の作品「HERO」(2002)、「インファナル・アフェア」(2002)まで、そして彼のウォンの四作品-トニー・レオンはほとんど完全に全てのスタイルとジャンルで(西部劇を除いて)見事な演技の概要を集めた。
彼は稀で貴重な才能ある人である-映画スターの貫禄とルックスを持った至上の俳優である。
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category: 2046

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コメント

 

(^_^)

翻訳ありがとうございます。
英語は苦手で辞書を引く根性の無いhoi-lamは印刷してありがたく
持ち帰らせていただきます_(._.)_

hoi-lam #F7p6xTdA | URL | 2005/09/09 19:50 | edit

すごいです!

根気があるといいますか、すごいです、尊敬いたします。
だってだってこれを打つだけでも大変ですから!e-460
私もhoi-lamさんと同じく持ち帰らせていただきます・・・
最後の文章は「ヨッシャ~!」でした。e-68

ドンチャ #C04vCiTU | URL | 2005/09/09 23:00 | edit

長い!なのに・・・

いやあ、よくこれだけの長文を根気強く訳されましたね!私なんか、「インタビュー」誌を辞書片手に読んだだけで疲れ果てました・・・

ぐうさん、訳してて「トニーの登場はまだ??」と何度も思われたことでしょうねえ。まるで「欲望の翼」を初めて観たときのように・・・?!

「西部劇を除いて」の部分に受けてしまいました。トニーのガンマン姿を想像したら・・・ぷぷぷ。

かしこ #TBb5cWT2 | URL | 2005/09/09 23:18 | edit

>hoi-lamさん
お越しいただき有難うございます。ネットカフェからわざわざ覗いていただけるとは・・。

>hoi-lamさん、ドンチャさん
あ、あの、お持ち帰りいただけるのは嬉しいですが誤訳があるかも・・ですよ。(汗)最後の文章、私も待ちに待った賞賛でした。

>かしこさん
根気強いなんて・・ノロノロ訳していたら一ヶ月かかってしまいました。計算用紙に殴り書きしてあったのですが、ブログを作ったので折角だから、と載せてみました。自分とこだと他の方に迷惑かかることもないしな~と。

ぐう #S6RpUcqQ | URL | 2005/09/10 13:41 | edit

大感謝

ぐうさん、ありがとうございます!印刷、印刷、っと。
労せずして人の苦労の上に胡坐をかく~申し訳ない・・・

藍*ai #a2fnBRhM | URL | 2005/09/10 20:44 | edit

>藍*aiさん
こんな変な文章宜しければ・・・もっと素晴らしい訳をしている方が見つかったら教えてね。

ぐう #- | URL | 2005/09/11 00:17 | edit

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