ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「重出江湖」MV@「擺渡人」とルハン主題歌MV@「擺渡人」 

 

映画「擺渡人」の中で「重出江湖」を歌う金城君。




この動画を見ると映画を思い出して胸が一杯になり、何度も再生してしまいます。チュッパチャップスみたいな飴を勢いよく吐き出すシーンは、何度見ても「食べ物を粗末にしてはイカン」と思ってしまいます。

ルハンが「主題歌」を歌うバージョンの「擺渡人」MV。




この動画は以前からようつべにUPされていたのですが、ルハンだから良いか、と思って内容を観ていませんでした。映画であんな?重要な役と初めて知って観てみると、いろいろ映画のシーンが出てきます。ただし、結構カットされているのですね、劇中にないシーンも多数あります。
動画に出てくる女の子は「グランドマスター」でチャン・ツィイーの幼い頃の役を演じた子です。すっかり大きくなりましたね。


さて、「擺渡人」の感想ですが、ネタばれしない程度にあらすじと共に簡単に述べます。

映画は、「擺渡人」という名のバーを中心に繰り広げられる三組の、カップルの十年に渡る愛のお話です。
トニーさん演じる陳末は十年に渡って何木子(杜鹃)を愛し、Angelababy演じる小玉は幼い頃から憧れていた国際歌手馬力(イーソン・チャン)を愛し、金城君演じる菅春は、10年前ある事件で記憶を失った為台湾に帰って(実家が台湾?)しまった毛毛(張榕容)が再び上海に戻ってきたことから愛が再燃します。

バー・擺渡人では、陳末(トニー・レオン)と菅春(金城武)が失恋や失業などで失意の底にいる人々の相談に乗り、前向きになれるようにアドバイスする「擺渡」という仕事を副業として行っています。
失意の底にいる馬力(イーソン・チャン)をバー・擺渡人で見かけた小玉(Angelababy)は、自分が馬力を救ってあげたいと思い、陳末に「擺渡」のノウハウを学ぶため、仕事の助手にしてもらうよう頼みます。
果たしてこの三組の愛はどのようになっていくのか、というのが映画のお話です。

こう書くとシリアスなお話のように見えますが、映画はとにかくハチャメチャなシーンの連続で、爆笑に次ぐ爆笑、ウォン・カーウァイ監督の作品やトニー・レオンの映画を知っている人には尚面白く感じると思います。
トニー・レオンはこの映画の中で、今までシリアスな映画では見せたことのないような多種多様な表情を見せ、金城武は思い詰めたら一直線、だけど何か憎めないファニーな男性を演じ、Angelababyは少女から大人の女性へと移り変わる瞬間を私たちに見せます。

その他に感じたのが映画のリズム感のある面白さと含みのある表現です。
原作の小説の作者張嘉佳が数十稿、脚本を書き直しているということ(それでも現場では台詞がまた変わったとのこと)からもあるからか、例えば、トニー演じる陳末が車の中で料理の名前を歌でも歌うように順々に挙げていくところ、また金城君演じる菅春が毛毛のお店で、幻の”餅”(台湾にゆかりがあることから葱餅のようなものなのか、金城君が以前CMをしていた太陽餅のようなものなのか、とにかく完成品は不明)について、とうとうとそれを表現するところは、意味はわからなくてもずっと聞いていたくなります。

あと、陳末が夜空の月を見上げて、小玉に「ほら、あの満月。まるで備胎(スペアタイヤ)のようだろう?」と笑顔で語りかけ、小玉がムキーッと怒るところ。最初は意味がわからなかったのですが、たぶん元妻を想っている馬力に横恋慕している小玉に、「貴方はスペアタイヤ(浮気相手)だよね」とからかってるだと後からわかったり、陳末がある写真を見て、「時の流れはまるで一本の殺猪刀のようだ(時の流れは残酷だ、というような意味で)」と言ったり、含蓄が深いと思ったのでした。

ある失恋をした女性がバーベキューの肉を見て、食べたい肉を列挙していて「牛肉、猪肉、羊肉、・・・・それに小鮮肉」とバーベキューの肉を焼いていたイケメンのコックと目が合うシーンもあります。「小鮮肉」はここ数年の流行語で、本来は「肉まん」のような物を指すのですが、「若いイケメン」と言う意味になるのです。ここでも「肉(ロウ)」と言う言葉が繰り返され韻を踏んでいて心地よいリズムができています。

ちなみに映画の中の言語は香港公開版ではトニーは広東話、金城君と張榕容、Angelababyは普通話で会話しています。場面によってはトニーとの会話でAngelababyが広東話を話しているシーンもあるのですが、彼女は台湾人なので、そこは吹き替えかもしれません。
大陸公開版は全て普通話と思われますが、トニーのシーンは彼自身が普通話をあてているのではなくて、他の人の声だという噂です。(噂、というのは私が確かめた訳ではないので)
先ほども述べたようにリズム感がある台詞が多いので、例えば料理の名前を歌うように列挙するシーンなど、もしそのリズムが上手く出ないことを考えて他の人が声をあてているのかもしれません。

きちんと聞き分けできてないので、いやいや、トニーはもっと多く普通話を話していたよ、など突っ込みが入るかもしれませんが、字幕を追いながらの鑑賞だったので、十分原声を把握できてなかったと思います。
観終わったら元気の出る映画で、もっともっと何回も香港で観たかったです。
群像劇は、描き方によってはどっちつかずで中途半端な内容になったりするのですが、この映画は三組のお話がバランスよく配置され、どのカップルのお話も心に残りました。

張嘉佳監督自身、トニーさんのヘアスタイリストのジョージ・ウォンさんもカメオ出演されていますので、気をつけて観てみてください。


<その他の情報>
・王家卫:影评是诤友 要珍惜保护评论平台
http://ent.sina.com.cn/m/c/2016-12-29/doc-ifxzczfc6575339.shtml
12月28日南京での発布会にて。
ウォン・カーウァイ監督が「擺渡人」の酷評に反論していると思うだけど、時間がなくて訳せません・・。
監督の次回作は三年前から準備している「繁花」か、グッチファミリーを描いた映画か、どちらが先になるかは「自分でもわからない」のだそうです。


・【映画】新春!台湾映画上映会 「Together(原題:甜‧祕密)」
日時:2017年1月20日(金曜日)15時開演 (14時半開場)
会場:台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター
監督:シュイ・チャオレン
キャスト:ホアン・シャオヤン(黃劭揚)、リー・リエ(李烈)、ケニー・ビー(鍾鎮濤)、ソニア・スイ(隋棠)、マー・ジーシアン(馬志翔)、ウー・チエンホー(巫建和)

お申込み方法は下記のページをご覧ください
http://jp.taiwan.culture.tw/information_34_59000.html

・『葉問3』が『イップ・マン 継承』の邦題で4月22日から新宿武蔵野館他全国順次公開!
http://asian.cocolog-nifty.com/paradise/2016/12/3-422-22c1.html

『イップ・マン 継承』 公式サイト
http://gaga.ne.jp/ipman3/

<テレビ番組情報>
・12月31日(土)日本テレビ 午後1:30~4:00  「ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE ヒット記念!地上波初放送!」
 太川陽介&蛭子能収の「路線バスの旅」がまさかの映画化!?マドンナに三船美佳を迎え、台湾縦断を目指す!台風直撃でトラブル続出…ガチンコ旅は映画でも衝撃の展開に!

・1月5日(木) WOWOWシネマ 午後11:00~1:15  「ブラッド・ウェポン(字幕版)」

スポンサーサイト

category: 香港映画

tb: 0   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/tb.php/2933-0d73620a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top