ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「風の中の家族」「百日草」観ました 

 

東京国際映画祭で観た作品の感想をメモ代わりに記しておきます。

「風の中の家族」

「風の中の家族」

中国の国共内戦で国民党が敗れ台湾に渡った元兵士たち、外省人らのお話。台湾側の本省人から描かれたお話はこれまで数多くありましたが、外省人の立場から描かれたお話は珍しいように思います。

内戦中たまたま出会った男の子の孤児を保護した三人の兵士。上官に「呂布も三人の父親がいたというから、名前は奉先(呂布の字(あざな))とすればいい」と言われ、孤児の名前は奉先となるというところなどは、おおらかな中国らしい感じがしました。
その後、その孤児も連れて三人は台湾に渡ることになります。

三人のうちの兄貴分はトニー・ヤン。「ブラッド・ブラザーズ天堂口」では弟分だったトニー・ヤンが、喧嘩の仲裁に入ったり、三人と孤児との共同生活で何くれとなく面倒を見て兄貴らしく頼もしくなった姿を見ていると、月日の流れを感じずにいられませんでした。

外省人とは言え権力を持った役人と違って、一般庶民は風土も言葉も違う何の人脈もない土地で、一から住む家を探し職を探し食べていくのは想像を絶するほど大変だったことだと思います。尚且つ大陸に残してきた家族とは手紙のやり取りもできない状況だったので精神的にもかなり辛かったことでしょう。

台湾にも伊藤淳史に似ている人がいるのだなあと思って観ていた奉先を演じた青年は李淳(偶然ですがなんと「淳」という字も同じ)と言い、アン・リーの息子だということを上映後に聞いて吃驚しました。
最後にはこの奉先がトニー・ヤンの家族の消息を探すため、中国に渡るのですが(渡航の許可が下りたので)、年老いた奉先を演じた人があまりにも李淳と似ていなくてちょっと違和感を感じました。


「百日草」

「百日草」

「九月に降る風」「星空」のトム・リン監督、maydayの石頭、カリーナ・ラムが主演ということで一も二もなく一番観たいと思っていた作品です。

ある交通事故でカリーナ・ラムは婚約者を、石頭はもうすぐ赤ちゃんが生まれる予定だった奥さんを突然亡くしてしまうというお話。
最愛の人を失ったら自分はどうなるのか?を映画を通じて追体験する形となります。

そう書くとさぞかし重苦しい暗い映画かと想像するかと思いますが、もちろん悲しいシーンは多々ありますが、映画全編を通じて穏やかな音楽に包まれており、奥様を亡くされるという体験を経てどん底から這い上がって映画を作られたトム・リン監督の優しいまなざしを感じるような映画でした。

図らずも「九月に降る風」でも「星空」でも身近な人の死が映画に出てきますが、「百日草」からガラリとタッチが変わるということはなく、やはりそこにはトム・リン監督らしさという一本の道の先にあるような映画でした。

カリーナ・ラムの婚約者をマー・ジーシアン監督が、石頭の奥さんをアリス・クーが演じていました。アリス・クーはこの映画の前に観た「風の中の家族」で二番目の兄貴と結婚して麺屋を営む奥さん役で出ており、この日はアリス・クー祭りになりました。
カリーナ・ラムが婚約者の弟に、婚約者の着ていた服を持っていくのですが、弟は私が密かに応援しているチャン・シューハオ張書豪が演じていたのを観終わってからエンドロールで知り驚きました。
応援しているわりに、「映画を観ているときはチャン・シューハオ張書豪に気づかない」という体験を何度もしており(「コードネームは孫中山」にもチャン・シューハオ張書豪が出演していたのですが観ている間は全然本人と気がつきませんでした)、本当に応援しているのか>自分?とか、どれだけカメレオン俳優なんだ、チャン・シューハオ張書豪!と思っています。

余談ですが、映画の中に出てきた「ウンコをしたらウサギが出てきた」というシュールな漫画は、日本の古谷実氏の作品で「僕といっしょ」という単行本に入っているらしいので読んでみたいです。


<今日の情報>
京都国際学生映画祭が 11月21日(土)~27日(金)の間、京都シネマにて開催されます。
今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された台湾映画「林檎と少年」(焦点台湾)が、「100 Apples」というタイトルで上映予定。

京都国際学生映画祭 公式サイト
http://www.kisfvf.com/

<テレビ番組情報>
11月10日(火)NHKBSプレミアム 午前8:44~ 9:00 「世界ふれあい街歩き ちょっとお散歩」 ハノイ~ベトナム~

スポンサーサイト

category: 映画

tb: 0   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/tb.php/2665-100a1381
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top