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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ベルベット・レイン」雨が繋ぐ過去と友情 

 

昨日10月8日(土)チケットぴあに行ってからそのまま電車に乗り新宿初回の「ベルベット・レイン」を観に行った。劇場は意外にすいていて、客席は3割くらいしか埋まっていなかった。(アンディファンが多いみたいだった)

映画前の予告編で「シルバーホーク」が流れた。「世界の平和とパンダを守れ!」という煽り文句と、マントがくるくる翻るシーンはトニーの林探偵を思い出し、思わずツボだった。(この映画は全編英語なのだろうか・・皆英語を喋っていた。この映像には英語の方が似合うかもね)

観終わって思ったのは、まだこの映画を観られてない方はできるだけ前情報は入れず、素の状態で映画を観て欲しいなということだ。
(以下、ネタばれあり)
「ベルベット・レイン」看板


映画は任侠映画の形を取っているが実際は男同士の友情の物語だ。ホン(アンディ・ラウ)とレフティ(ジャッキー・チュン)、イック(ショーン・ユー)とターボ(エディソン・チャン)の二組の友情が同時進行で描かれている。
イックと娼婦(リン・ユアン)、ホンと妻(ウー・チェンリェン)の愛の物語もあるがそれはどちらかというと添え物に近い。

この映画を観てまず思うことは映像の美しさだ。アンディの、ショーン・ユーのなんと美しいことか。ショーン・ユーは「頭文字D」のように髭がないせいもあるが、はるかに幼い印象だ。そして強烈な印象で観る者に迫る。
この時点で、「もうストーリィはどうでもいいから、映像に浸っていたい」とも思える。この映画の監督、ウォン・ジンポーは「第2のウォン・カーウァイ」と言われているそうだが、ウォン・カーウァイ監督の映画が「赤」の印象だとするとアンドリュー・ラウ監督は「青」、ウォン・ジンポーは「緑」を基調としていると思われる。

もちろん、ウォン・カーウァイ監督とウォン・ジンポー監督は異なる。「第2の・・」と呼ばれているのは映像の美しさという点においてのみかもしれない。
ウォン・カーウァイ監督の作品に表れているテーマの一つは「人は皆孤独だ」ということだと思う。親友でさえ、恋人同志でさえ、自分の胸のうちは話せず、観客を一人一人列車に乗せ、どこまでも連れ去ってしまう。
ウォン・ジンポー監督は、少なくともこの作品では親友同志は心通わせ、一体となる瞬間が何度かある。

そしてラスト、この作品はあっけなく終わる。この映画は実は凄くシンプルで、始めに言ったように「男同士の友情」を描いた作品だ。それ以外の意図は全くないのではないかとさえ思える。
そして観客は作品のオチを誰かに話したいと思うだろう。思わずニヤリとしたくなる人もいるかもしれない。
もうこの作品を観た人を探して、「あの映画、観た?」「あそこのさぁ、あれ・・」と話し合いたくなる映画だ。

「インファナル・アフェア」のように重い作品ではない。でも好きだ。

それにしてもターボの「俺はよく殴られてる、殴られるのは慣れてる」という台詞は伏線だったのかどうか・・と思うとちょっと笑える。


追記
どうでもいい事ですが、映画の感想を書くと沢山トラックバックを頂くということに気がつきました。私はトラックバックに対してどちらかと言うと消極的で、折角トラバしていただいてもこちらからトラバし返すという事は少ないと思いますので、ご了承ください。
このブログの本命は「トニー・レオンと香港映画を地味(マニアック)に応援する」ということと、「東京のイベントに参加できたらその内容をレポートする」ということなのです。
映画の感想は私にとっては「おまけ」の存在で「特に大した事を書いている訳ではない」ので。
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category: 香港映画

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コメント

 

こんにちは。

>ウォン・ジンポーは「緑」を基調としていると思われる。

なるほど。
云い得て妙。ですね。

こうゆう作品を拝見すると
「わたしも“男”に生まれたかったー」と思いますデス・・・はい。

nu. #SIR.BgG2 | URL | 2005/10/11 13:18 | edit

nu.さん、ありがとう

>こうゆう作品を拝見すると
>「わたしも“男”に生まれたかったー」と思いますデス・・・はい。

女同士ではこんな形の関係は築けないですよねー。観ていて本当に美しいです。でも私は女でよかった、と思います。だってそうでないとトニーのファンにならなかったと思うから。

ぐう #- | URL | 2005/10/11 22:14 | edit

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