ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「恋恋風塵」観ました 

 

9月4日(木)ヒューマントラストシネマ渋谷にて侯孝賢監督の「恋恋風塵」を観てきました。
明日までの三大映画祭週間。なんとかぎりぎりで観ることができました。

平日午後2:50~の上映にもかかわらず、30人を超える観客が来場して、侯孝賢監督人気の根強さを感じました。

「恋恋風塵」

古い作品だからフィルムが傷んでいて観づらいんだろうなあと思っていたら全然そんなことはなく、映画の冒頭、列車が暗いトンネルを抜けると単線の線路の両側から木々の緑がさわさわと風に揺れて流れていく美しい様子が映し出されて、まるで今年撮ったばかりの映像を観ているようでした。
撮影監督はやはりリー・ピンビン監督でした。

映画のエンドロールで「修復」という文字が見えたので古いフィルムを修復したもののようです。
折角なのであちこちで上映がかかるといいですね。この映画祭週間だけの上映だともったいないと思います。

侯孝賢監督の古い作品は実はこれまであまり観る機会がなかったので、これは私にとってはとても新鮮な発見だったのですが、「恋恋風塵」の映画の冒頭と「憂鬱な楽園」のそれとが、まったく同じだったのです。
「暗いトンネルを列車が抜けると木々の緑が現れ、その後列車内の主人公たちが映し出され、そしてまたトンネルに入り列車の中が暗くなり、列車が着いた駅は十分車站」なのです。

今回の映画の舞台も「十分」でした。

主人公が想いを寄せる幼馴染、シン・シューフェンは「悲情城市」の文清さんの奥さん役、寛美さんを演じた女性でした。
文清さんのお兄さん(長男役)チェン・ソンヨン、文清さんのお父さん役を演じたリー・ティエンルーも出演していました。

貧しい一家の男の子が高校には進学せず、台北で働きながら夜学に通い、そして好きな人と離れて兵役につくー。たぶん当時の多くの台湾の青年が同じような青春を送ったのでしょう。兵役は今もありますが。

若者が一所懸命に働く姿や、若い娘さんが駅のホームでじっと誰かを待っている姿というのはそれだけで美しい、と年を取ったからか、そういう何気ない日常が美しいとしみじみと思うようになりました。

なかなか食事をしない末の子を諭しながら食べるように促すお爺さんの様子とか(実はその子は家の調理料や置き薬を勝手に食べてしまう子なのですが)、侯孝賢監督の作品に出てくる家族の食事風景は、言葉では表せない人と人のつながりが感じられます。

ラスト、主人公を明るく包む緑の山とその山に大きな影を落としながらゆったり流れる雲は、辛いときや苦しいときも故郷は見守っているよと言ってるような風景で、またほれぼれとするのでした。


<今日の情報>
「anan 特別編集 週末台湾」 9月12日発売のようです。発売日まで待ちきれません!!

「anan 特別編集 週末台湾」

スポンサーサイト

category: 映画

tb: 0   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/tb.php/2396-537bca9f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top