FC2ブログ

ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「「楽日」「西瓜」カウントダウン・トークショー行きました 

 

8月20日(日)渋谷COZMO’S CAFE&BARにて行われた「楽日」「西瓜」「迷子」カウントダウントークショーを見てきました。
「楽日」「西瓜」トークショー


トークショー司会は野崎歓先生、ゲストは「楽日」(らくび、と読みます)に出演の三田村恭伸さん、「西瓜」出演の夜桜すももさんです。
「楽日」「西瓜」はツァイ・ミンリャン蔡明亮監督の作品です。(「迷子」はリー・カンション李康生監督・ツァイ・ミンリャン蔡明亮製作)

会場は普通のカフェ。そのせいかトークショーの会場としてはいささか狭いように感じましたが、お客さんは20人くらいだったので丁度いいスペースだったようです。
野崎先生はスーツ姿ではなく、チェックの半袖シャツに黒いパンツ、三田村さんは映画「西瓜」のモチーフ西瓜をアンディ・ウォーホル風にあしらったTシャツ(※印Tシャツは上映会場でも販売しているとのこと)にジーンズ、夜桜すももさんは少し胸元の開いた服装。(胸の谷間が強調されてました。肌がとても綺麗!)

以下、トークショーの要約です。(敬称・略)

野崎:「楽日」「西瓜」は映画史に残る傑作。この二本を観て僕はぶっとびました。ツァイ・ミンリャン蔡明亮監督は台湾でベストスリーに入る映画監督。(一人は侯考賢監督、もう一人は聞き漏らしました)ツァイ・ミンリャン監督はマレーシアの華僑で、台湾の外にいた人。この映画は日本人が関わる事によって良い結果が生まれている。これまでツァイ・ミンリャン監督が苦手だと思っていた人にも観てもらいたい。

三田村:「楽日」・・賛否が分かれた作品。これは日本では公開できないのではないかと言われてきた。今までアジア映画を観てきた人でも観たことのない映画。いろんな風に解釈してもらえる映画です。

夜桜:「西瓜」・・スタッフと一所懸命撮ってきた映画です。

野崎:二人がツァイ・ミンリャン監督に関わる事になったきっかけは?

三田村:監督には10年前くらいに出会った。三軒茶屋でどしゃぶりの雨の日曜日、雨宿りに駆け込んだ映画館でツァイ・ミンリャン監督の「青春神話」を上映していた。この作品を観てこれはもうこの監督に会わなきゃ、と台湾に行った。この映画を観るまでツァイ・ミンリャン監督の事は知らなかった。

野崎:どしゃぶりの雨、まさに雨の魔力と言う感じですね。

三田村:最初二泊三日で台湾に行った。予感と直感があって全て自然の流れが有って(その後連絡があり)撮影まで行った。この映画は物語と追いかけようとしないで欲しい。感覚で捉えて欲しい。何も考えないで空気感を捉えて欲しい。

野崎:あの映画館の中でずっと一ヶ月撮ったのだそうですね。レスリー・チャンが亡くなった日がクランクインの日だったそうですね。

三田村:撮影の入るという事で嬉しい気持ちだったが、一気に追悼という気持ちになった。レスリーの写真を映画のシーンの中に入れた。ミャオ・ティエン苗天と言う俳優さんもこの映画の後亡くなってしまった。

野崎:「ニューシネマ・パラダイス」みたいな映画を連想したが、作品を観たらそういう感じはなかった。

三田村:映画館の魂が監督に乗り移ってこの映画を撮ったのではないかと思います。

野崎:映画の登場人物もあやしい動きをしていますね、現実離れして不思議な動きになっている。

三田村:振り付けのようですよね。キャストは全て監督からこの通りに動かなければならない、という制約があった。監督は能に興味を持っていたそうです。そのせいかもしれません。

野崎:夜桜さんは監督とどのようなきっかけで関わることになったのですか?

夜桜:その当時AV会社に所属していた。監督が何百人という俳優の書類を見て、何故か私を選んでくれた。他のAV会社の書類も見たでしょうから膨大な書類を見られたと思います。

野崎:僕はそういう業界に詳しくないのですが、AV界では夜桜さんは名前が知られていたのですか?

夜桜:その頃、私はAVの撮影を始めたばかりで、オーディションもなく監督が書類に目を通しただけで私に決まった。事務所から「台湾で撮影がある」と言われパスポートも初めて取り、初めて飛行機に乗って台湾に行った。10日間ほど撮影をした。台湾の暑さに参ってしまった。

野崎:AV業界は日本独特の世界。もし最初に映画「西瓜」の撮影だとわかったら行かなかったかもしれないですね。

夜桜:そうしたら断っていたかもしれません。

野崎:重要な役を書類で決めちゃうというのが凄い。どのシーンの撮影から始まったんですか?

夜桜:初日は西瓜を股にはさんでいる写真のところからです。

野崎:これ(西瓜を股にはさむ)自分でもやってみたんですけど。(会場笑)動きでずれちゃうんじゃないかと。何かトリックがあるのかと。

夜桜:何テイクも撮りましたから。

野崎:いきなり核心のシーンから入っているんですね。説明はあったんですか。

夜桜:監督がまず乗せて私に見せました。(笑)

野崎:夜桜さんの熱演で現場の雰囲気も変わったんじゃないですか。「西瓜」はもの凄く力のある作品ですよね。

夜桜:他の作品に比べてストーリィがありますね。

野崎:ラストが凄まじい。体の演技に徹する凄まじさを感じた。

夜桜:相手の俳優さん(リー・カンション李康生)はAVの男優さんではないから苦労したと思う。あえぎ方など、こちらから逆にアドバイスした所もあります。

野崎:彼の体のヌードは美しかったですね。強烈な10日間でしたね。

夜桜:撮影の最後では号泣してしまった。自分が泣くとは思ってなかった。

野崎:何回観ても発見がある、これは凄いと思う人と半分寝てしまったと言う人とに分かれると思う。それにチャレンジした映画。

* * * * * * * * * * * * * * * * * *

少々長々とご紹介してしまいましたが、この報告を読んで映画に関心を持った方、映画を観てみようと思われた方がいらっしゃればいいなと思います。

三田村さんは何度も「縁」という言葉を口にしていました。

キネカ大森で香港映画のサポーターとして「地下鐵」のプレゼンをした会場で初めて三田村さんのお話をお聞きしたのが二年半前。
その後香港映画を熱く紹介してくださる野崎歓先生のファンになり、トークショーがあるので行かねば、と思ったらその対談相手がその時、映画「楽日」(当時は違うタイトルでしたが)をご紹介された三田村さんだとは。

これも何かのご縁なのですね。今日、三田村さんはすっかり映画人としてのオーラを纏っていました。

「地下鐵」は残念ながら日本公開になりませんでしたが(DVDストレート)「楽日」は日本公開に。
三田村さん、待ちに待った感慨があることと思います。

「初日(8月26日)に観に行かなきゃ!」という友人達。(初日は劇場で三田村さんの舞台挨拶が終日あるそうです)
私はちょっと初日は無理ですが、必ず「楽日」「西瓜」を観に行きたいと思います。

映画のサイトは下記のURLです。
http://www.tml-movie.jp/

この日は午前中三百人劇場にて「青い凧」も観てきましたが、今回「青い凧」の感想は割愛とさせていただきます。

category: イベント

tb: 0   cm: 0

△top

コメント

 

△top

コメントの投稿

 

Secret

△top

トラックバック

 

トラックバックURL
→http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/tb.php/213-f144e1c4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

△top