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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「さらば復讐の狼たちよ」観ました 

 

7月7日(土)、トークセッションの前、時間が空いたのでTOHOシネマズ六本木ヒルズにて「さらば復讐の狼たちよ/譲子弾飛」を観てきました。

↓このポスターに一点不満があるのは、グォ・ヨウの顔の下に「チョウ・ユンファ」の名前、チョウ・ユンファの顔の下に「グォ・ヨウ」の名前があることなのです。なんで名前の位置を顔の位置と合わせなかったのかな。

「さらば復讐の狼たちよ」

映画はテンポが早く、笑えるシーンも多くて、裏に隠された皮肉や風刺の部分を読み取る読み取らない、は観客の自由に任せてそういう事抜きにしても楽しめる映画だと思います。
何箇所か、ちょっとゲッとなるシーンもあります。一瞬、「あれ、この映画R指定だったけ?」と思ったけどそうじゃないみたい・・・。
中国映画らしくひねりが効いていて、一筋縄じゃいかないのは中国人だけじゃなくて映画もそうなんだと言っている気がします。

ラストは、なんだか少し寂しい気持ちになります。

「鬼が来た!」で、何の矜持もなく、その時その時の体制に流されて迎合し、砂のようにサラサラと流されて団結しない民衆に対するチアン・ウエンのもどかしさと孤独が、この映画でも共通して描かれているような気がします。矜持よりも何よりも食っていかないとならないんだよ、と、民衆は民衆の言い分があるのかもしれません。

面白かったのは大地主役のチョウ・ユンファが、自分の替え玉と一人二役(ですよね?)を演じているところ。替え玉の最初の登場シーンでは、よくこんなそっくりな、でも明らかに本人と違う人を探してきたね!と大爆笑したけど、いや、これ本人が演じてるんだよね・・・と途中から思い出し、たぶんそうであろうと思います。
チアン・ウエンが格好良いのはもちろんですが、ユンファの怪演にも注目です!

グォ・ヨウは、いかにもな食えない知識人役ですが、ラストの方は笑わせてしんみりさせます。カリーナ・ラウの肝の据わった県令夫人は最後まで観ていたかったのに途中で○○じゃうのが残念。

髪がもじゃもじゃで、どこかパパイヤ鈴木に似ているガタイのデカい悪人、「捜査官X/武侠」でも強盗(探偵役だったそうです、すみません。訂正致します)を演じていた姜武はチアン・ウエンの実弟で、山賊の一味になりたがる娼婦・花姐は周韵(チョウ・ユン)、チアン・ウエンの奥さんです。

蛇足ですが、山賊同士で「大哥」(一番上の兄)、「二弟」、「六弟」と呼び合ってるのは義兄弟の契りを交わしている訳で、本当の兄弟なのではありません。
(以前、「ブラッド・ブラザーズ/天堂口」を観ていた時、スン・ホンレイがチャン・チェンを客に「弟だ」と紹介していて、実の「兄弟」なんだと勘違いしたのは私です。この場合も義兄弟ということだったのですよね)
「六弟」つながりですが、彼の○が指を折った手の形になっていたのも、中国で「六」を表す指文字があの形だからです。

映画の中で、三国志のことわざ「草船借箭」(赤壁の戦いで霧の中に出した草船に、敵に矢を射させて矢を自分の物にしたという故事から)が出てきた時に「レッドクリフか!」と突っ込みが入ったのは可笑しかったです。

あと、登場人物の台詞は全体的にゆっくり話しているシーンが多かったので、普通語学習者としては聞き取りの練習になりました。
「我怎麼覚得剛開始了」(俺はまだ始まったばかりのような気がするよ)と言う長い台詞が聞き取れた時は「やった!」と思いました。

追記
映画の冒頭カメオ出演のフォン・シャオガン監督、「孫文の義士団」に続き、男前をかなぐり捨てたお顔での出演のフー・ジュンもお見逃しなく!最初フー・ジュンとわかりませんでした。



今発売中の「キネマ旬報」(7月下旬号)に、チアン・ウエン監督のインタビューが載っています。

「キネマ旬報」

映画に出てくる馬に引かせた列車や、和太鼓など、この時代、日本の物や西洋の物が中国に溢れていたことなど・・・いろいろ面白い話が語られています。そういえば、日本刀や脇差、切腹の方法なども出てきていましたね。

category: 映画

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