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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ジャスミンの花開く」を観た 

 

7月1日(土)ファーストディ、銀座シネスィッチで「ジャスミンの花開く」http://www.jasminewomen.jp/を観てきました。

「ジャスミンの花開く」

(写真、微妙な位置に「非常口マーク」が反射して写り込んでいます)

劇場で9月公開予定の「百年恋歌」(スリータイムズ)の予告編を観られて感激!映画祭で観たからもういいかなーと思っていたけど予告編を観ると、また観たくなる・・。チャン・チェン、スー・チーこの二人の存在感はやはり凄いな。

ええと「ジェスミンの花開く」ですが「チャン・ツィイーでお腹一杯」映画でした。しばらく佳作が続いていたから久々に「中途半端な映画を観たなぁ」という印象。
すみません、以下ネタばれあり、多少辛口感想です。
茉(モー)、莉(リー)、花(フォア)の母娘孫三代に渡る物語。
三人の恋物語を中心に中国の当時の時代背景も描かれている。チャン・ツィイーが三役を演じているが、果たして演じ分けられているかは微妙。
そもそもチャン・ツィイーは華やかな衣装を身に着ければ艶やかに、質素な衣装ノーメイクならば純朴に自然に見えてしまう女優なので・・。
母娘が同じ顔、というのはわかるが孫に到っては養女という設定なので顔そっくりというのは無理があるかも。
とにかく「これでもか」というくらい、いろんな髪型のチャン・ツィイーが観られることは確か。

茉(モー)の時代
映画の黄金期。茉(モー)は映画好きな娘で、映画会社の社長・孟(モン)にスカウトされたことをきっかけに映画の世界へ。
やっぱりなーと言う感じで孟(モン)と深い関係になってしまう。娘を妊娠し孟に中絶を強要されそうになるが、拒否しているうちに映画会社は倒産し、社長は香港に雲隠れ。
茉は娘・莉(リー)を産むものの、いつまでも映画の世界が忘れられず生活を過ごす。
茉は母・祖母としてその後も映画に登場し、ある意味映画のキーパーソンなる。

茉が妊娠した事をあざ笑っていた女優は工藤夕貴に似ていたけど本人じゃないのかな?(「SAYURI」以来の共演か?と思ったけど)エンドクレジットちゃんと観てなかったので不明です。

莉(リー)の時代
莉(リー)が好きになるのは「クラスでただ一人の共産党員」と言うハンサムな男性。
労働者こそが花形の時代、莉の母親曰く「お金持ちは住みにくい時代」だ。

母の反対を押し切り裕福な生活を捨てて労働者の男性の家に嫁ぐことになったものの、生活のギャップで疲労する。夫は「家になじんでくれないと」と聞く耳を持たない。
何より印象的だったのが部屋にある便壷。(時々業者による中身の回収があるようだが・・田舎のポットン便所の方がまだマシかも。都会で下水完備されていない時は大変だったんだなぁ)

莉曰く「便壷はせめて夜、外に出して置けないかしら。臭くてする気にもなれない」
夫「そういうブルジョワ的考えは捨ててもらわないと」

えええー。臭いのを何とか対策を考える(消臭・外に置くなど)、というのが今の発想ですがね。何でも「ブルジョワ」と批判するのは思考の停止・・。

生活が嫌になって実家に戻った莉の所へ夫が一緒に住むようになり、幸せになれるかと思ったが莉自身は子供ができない体と判明、養女・花(フォア)をもらうことに。
精神的に少し脆かった莉は娘が大きくなるにつれ不安定になり、夫が娘と関係を持ったと幻覚を見て錯乱状態に。
夫はそのせいで自殺に追い込まれ、莉も後を追うことに・・。(死亡したのか病院に入ったのか不明)

花(フォア)の時代
学力重視の時代、花(フォア)の好きになった男性は大学を卒業した後、大学院へ、そしてその後日本へ留学することになる。
結婚はしたものの離れ離れの生活が続く。

印象的だったのが「結婚証明書」。パスポートのような赤い紙。
中国ではこれがないと男女がホテルに同衾できないと聞いたことがある。
日本のようにラブホテルがある訳ではないので恋人同士は不自由だろう。(そのため「結婚証明書」の偽造もあるらしい)

正式に結婚はしたものの、お互いの自由意志を認めすぎと言うか「どこか抜けているこの夫婦」。離れ離れでいつしか夫には別に好きな女性ができて別れることに。
その時花のお腹には子供が既にいて、一人で子供を産むことになる。

身長が185cmある夫役のリウ・イエがチャン・ツィイーと並んだ時、顔の大きさが1,5倍くらいあって笑ってしまったと同時に、「大きい顔」に弱い私はクラッときてしまった。

それにしてもチャン・ツィイーが中心すぎて男性の影が薄い映画である。
折角のリウ・イエも演技を生かしきれてないし。
「男性と別れて一人で生きていってほしい」と言うのはもしかしてチャン・ツィイーに対する監督の願望ではないかと思えてしまう。
そして「母親の反対を押しのけてする結婚は必ず失敗する」「女性はどんな男性と結婚するかによって一生を左右される」という暗黙の呪いのメッセージを感じるのは私だけだろうか。
映像の処理というか、シーンというか、生理的に受け付けない場面もあり、この監督はなんとなく好きになれない。
最後の方の○○シーンは、はたして映画に必要だったのかな。(ここまで演じました、と言う意気込みはわかりますが・・)

三話オムニバスという点では是非9月公開の「百年恋歌」をお薦めします。こちらは親娘関係はなく三つの時代の三つの恋のお話。スー・チーは三役をみごとに演じ分けています。

などなど、辛口感想でごめんなさい。ツィイーの代表作はやはり「初恋の来た道」「HERO」「2046」と言うことで。

category: 映画

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