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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「我らが愛にゆれる時」観ました 

 

本日ヒューマントラストシネマ渋谷にて「我らが愛にゆれる時/左右」@三大映画祭週間2011を観てきました。

「三大映画祭週間2011」ポスター

お互いに再婚した男女が、二人の間に生まれた幼い娘が白血病になったことで再会する。娘は母親が引き取って、新しい夫と生活していた。再会したのは、骨髄移植のドナーとなれるか適合検査を受けるため。残念ながら二人とも適合せず、「一人っ子政策」のため、娘には兄弟もいない。
余命2,3年の間という時間のない中、母親は元夫との間に人工授精で子どもを作り、臍帯血輸血で娘を救おうと決意する。元夫、元夫の今の妻は反対しながらも母親の決意に押されていく・・・。

実際観てみてわかったのは、この話の肝は、実は白血病の娘を救えるかどうかでも「一人っ子政策」への問題提起でもなく、再会した元夫・元妻の心の微妙な揺れ、人工授精に失敗して、身体を直接重ねることになり、そこで起こる男女の心の変化を描くことにあったということだった。
最後に二人が、今のパートナーとそれぞれ食事しているシーンが印象的で、思わずううむ、と唸りたくなってしまった。

それは、お互いに理解のあるパートナーに恵まれていることを感謝しつつも、母親であること、父親であることという大義名分を超えて、新たな世界の扉を開いてしまったことによるとまどいと、ある意味魅惑な秘密に取り付かれてしまった男女の関係を表しているかのようだ。
原題の「左右」というのは、左右に揺れ動く心を指しているのだろうか。

観終わるまで気がつかなかったけど、監督は「北京の自転車」「重慶ブルース」のワン・シャオシュアイ監督だった。
父親役のリウ・ウェイウェイが、最初は只のおじさんだったのが、観ているうちにだんだんいい男に見えてくる。母親役のチャン・ジャーイーは表情や仕草がマギー・チャンによく似ている。娘を助ける為に、狂気とも言えるほど思いつめていく母親役を好演していた。リウ・ウェイウェイの新しい妻役にユー・ナンが出ていてビックリした。
ビックリしたといえば、父親が勤めている建設会社の部下に「スプリング・フィーバー」のチン・ハオが一瞬だけ出ていて、ビックリした。しかも、その後また出てくるのかと思ったらそのワンシーンだけ。友情出演だったようだ。他にも友情出演でガオ・ユアンユアンが出ていたようだが(エンディングロールで気がついた)、果たしてユー・ナンの同僚だったのか、母親が勤める不動産会社のお客さんだったのか、全く気がつかなかった。

母親の新しい夫役のチェン・タイシェンは「サンザシの樹の下で」でルオ先生役で出ていた俳優。血のつながらない娘を育て、妻の元夫にも礼儀正しく接するという、こちらもかなり難しい役どころ。最後の台詞はどんな思いで告げたものだったのだろうと思う。中国の男性はこんなに自分の思いを隠して生きていかねばならないものなのか。

三大映画祭週間2011、ヒューマントラストシネマ渋谷では8月26日(金)で終了ですが、横浜のシネマ・ジャック&ベティでも上映があるようなので、見逃した方はそちらをご利用ください。
三大映画祭週間2011 公式サイト
http://sandaifestival.jp/

<今日の情報>
・8月26日(金)NHK教育テレビ 午前6:00~6:25「テレビで中国語」(再)
 「シャンハイ」のミカエル・ハフストローム監督のインタビューがあるようです。

・「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭2011」
 ラインナップが発表になりました。残念ながら今年は中華映画の上映はないです・・・。
 公式サイト
 http://tokyo-lgff.org/2011/

category: 映画

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