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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ブンミおじさんの森」「海上伝奇」観ました 

 

11月20日(土)、東京フィルメックス前の腹ごしらえ。
雑誌「おとなの週末」に載ってるのを見て、行ってみたかった銀座「上海 小南国」に寄りました。プランタン銀座の裏にあるZOEビル7Fです。
「上海 小南国」
前菜、点心、スープ、麺(麺は数種類の中から選べます)、デザートの、ランチの麺セットを頼みました。
これは葱油と醤油の和え麺。
「上海 小南国」麺セット
飲み物は頼まなかったのですが、お茶が出ました。
お料理も美味しくて、お店の雰囲気も良かったので、麺セット1,575円はお得かな。
夜は高すぎて来れないけど(笑)。


東京フィルメックス開会式@東京国際フォーラム
東京フィルメックス開会式
(一番右の方が「ブンミおじさんの森」のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督です)

開会式前にはファンに見つかってしまった俳優の西島秀俊さんがロビーでサインに応じていました。(フィルメックスでの西島さんの目撃率高し)
主催者の顔が見える映画祭、というか、東京フィルメックスは隅々まで気配りが届いてる感じで安心して参加できる気がします。映画祭はこれくらいの規模がいいんでしょうね。
東京国際映画祭は規模が大きすぎて、一見華やかなのですが、五里霧中という感じです。


「ブンミおじさんの森」
途中ちょっとウトウトしてしまったせいもあって、お話はなんだかよくわからない映画でした。
私は映画を観る前、ブンミおじさんという「霊感のあるおじさん」がいて、おじさんだけに幽霊が見えるお話なのかと思ってたのですが、そうではなかったです。
なんだかゆったりしたペースの中で、家族で食事をしていたら、いつの間にかブンミおじさんの亡くなった奥さんが隣で食事をしていたり、猿の精霊?毛むくじゃらのチューバッカみたいなのが現われたりしたと思ったら、実は「行方知れずの息子だった」(何でや!)などと、なんだか日常に幽霊や精霊が存在していて、私にとっては好きな感じの映画でした。
初めての一人の監督の映画を観る時、「この映画の監督は人間が好きかどうか」ってなんとなく伝わってしまうものだと思うのですが、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督はたぶん人間が好きなんだろうなあと思いました。
(話は逸れますが、トラン・アン・ユン監督はたぶん人間が嫌いなんだろうと思います)

初めてジャ・ジャンクー監督の映画を観た時や初めてツァイ・ミンリャン監督の映画を観た時の興奮を、また今回アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の「ブンミおじさんの森」で感じられました。
2011年春、シネマライズで公開されるそうなので、今度は寝ないでちゃんと観なければ(笑)、と思います。


「海上伝奇」
ジャ・ジャンクー監督作品。残念ながら監督は次回作の準備で忙しい、とのことで来日していませんでした。
監督の映画はできるだけ観るようにしているのですが、今回の作品にはホウ・シャオシェン監督のインタビューが出てくる、というくらいしか内容を知りませんでした。

映画は、上海の歴史を様々な人々のインタビューを通して映し出すドキュメンタリー映画でした。
父親が上海の実業家だった人、父親がマフィアだった人、また父親が国民党にいて蒋介石に疎まれて暗殺された人、または自分が生まれる前に父親が処刑され、新聞記事の写真でしか父の顔を知らない人。
どの人の話も、お話自体は短いのですが実際にあったことだけに重みを感じ引き込まれました。

お話の間に、ジャ・ジャンクー監督作品ではお馴染みのチャオ・タオが上海の街をある時は扇子で空を仰ぎ、ある時は雨に濡れながら歩いています。映画のお話には、これらのシーンはまったく関係ないのですが、重いお話のつなぎ目に、外からの涼しげな風を入れるような効果を出しています。

舞台は上海だけではなく、台湾や香港にも飛んでいました。
台湾では観たことのある駅のホームの風景、と思ったら十份車站でした。登場したのはホウ・シャオシェン監督。映画「フラワーズ・オブ・シャンハイ」を撮るきっかけになった小説のお話をしていました。「フラワーズ・オブ・シャンハイ」の映画のワンシーンも映し出され、なんとトニーさん出演!のシーンでした。ランプの明かりの下娼館のテーブルを囲んでじゃんけんのようなゲームが行われているシーン。当然、画面の中心で行われているゲームよりも、私の目は画面の隅のトニーさんの表情を追ってしまいます。
「風に吹かれて―キャメラマン李屏賓(リー・ピンビン)の肖像」に続き、今年は何故だか「フラワーズ・オブ・シャンハイ」に縁のある年です。

あともう一人、「欲望の翼」ではレスリーの母親役を、「花様年華」では大家さんを演じていたレベッカ・パンのインタビューがあったのが意外でした。
子どもの頃、上海から母親と共に香港に移り住んだ話をしていました。父親は「奥さんが何人もいる」人だったので、ある時レベッカの母親は身を引いて、上海から去ったのだそうです。
香港では母親は担ぎ屋(自分で品物を仕入れて売る)をしていたそうなのですが、違法なため、ある時警察に品物を没収されて無一文になったので、自分が歌手になって生計を立てたのだそう。

時間が経つのを忘れて見入っていたので、ここで終わると思ってないところで急に終わったような気がしました。
これで完全とは言えないかもしれませんが、一つの上海の歴史を語る映画になっていると思います。
雰囲気としてはNHKのドキュメンタリーみたいな感じなのですが、インタビューを受けた方々が多種多彩で、これは監督の人脈なしには成り立たないなと感じました。
一般公開してほしいです!

追記
「芙蓉鎮」のシエ・チン監督が、昔作っていた国威高揚映画のシーンが観られたのも貴重でした。

category: 映画

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