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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ボローニャの夕暮れ」観ました 

 

先日6月26日(土)公開初日「ボローニャの夕暮れ」観てきました。
「ボロ-ニャの夕暮れ」ポスター

1938年、ムッソリーニの独裁政権下、高校教師の父親と、同じ高校に通う高校生の娘ジョヴァンナ、そして母親三人の、電気代の支払いにも事欠くようなつつましい暮らし。
容貌にコンプレックスのある娘をいつも励ます優しい父親の姿が微笑ましい。
その一見幸福そうな生活が、ある日突然同級生の女子生徒が他殺体で発見されることから一変する。
殺された女子生徒の友だちだったとして、高校教師の娘ジョヴァンナが疑われ逮捕される。

果たして冤罪と戦う家族のお話かと思いきや、実は・・・。

映画のチラシでは「生きていくって、寄り道ばかり」とか「みんな不器用だけど、どこかいとおしい」などと書いてあるが、これはそんなハート・ウォーミンングなお話ではないし、涙を流して心癒される話でもない。

ひたすら娘思いゆえに盲目的に尽くす父親と、娘に恐れと不安を抱く母親。娘の心は、美人の母親に対して、憧れと嫉妬と憎しみを内在している。
この映画の登場人物は確かに決定的な悪人は登場しないが、誰もが、何かしら大なり小なりの罪を犯している。
映画の最後、ジョヴァンナが再会した母親に声をかける。その言葉からは犯した罪の大きさを相変わらず認識していない幼さと異常さと、そして捨てられた子供の精一杯の強がりから出た言葉だとしたらと思うと、彼女に対して、恐れとともに心締め付けられるようなせつなさを感じる。

家族は愛情、だけれども、それだけではすまないところを考えさせられる。
イタリア映画、恐るべし、である。

ジョヴァンナの父を演じたシルヴィオ・オルランドの演技の素晴らしさは元より、決して華があるタイプではないが繊細な表情から眼が離せなくなるジョヴァンナを演じたアルバ・ロルヴァケルの今後の活躍が気になります。

ちなみにこの映画主演のアルバ・ロルヴァケルは、7月に開催される「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭」で上映されるイタリア映画「やがて来たる者(原題)」で、小さな女の子の母親役おばさん役を演じているようです。

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭
http://www.skipcity-dcf.jp/


<今日の情報>
「中国NEWS」8月号
今発売中の「中国NEWS」、表紙はジェット・リーです。
「中国NEWS」8月号
表紙になってるから、インタビュー記事が載ってるかと思ったら中身には全然記事はなし・・なんでや~。
「中国NEWS」最新号目次
http://www.long-net.com/chinese_news/

category: 映画

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# |  | 2010/07/01 13:38 | edit

管理人コメントさん、ありがとうございます

「やがて来たる者(原題)」で、アルバ・ロルヴァケルが演じているのは小さな女の子の「お母さん」ではなく、「おばさん」(女の子は姪に当たるのですね)なのですね、ご指摘ありがとうございます。

この映画も観たいです。公開されるといいなあ。

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2010/07/01 23:49 | edit

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# |  | 2010/07/05 14:11 | edit

管理人コメントさん、お久しぶりです

相変わらずお忙しいようですね。
「ボローニャの夕暮れ」観にいかれるといいですね。
ちなみに「オーケストラ」は7月24日からシネマート六本木にて上映されます。
暑くなってきてますので、くれぐれも無理はなさらず、お体に気をつけてください。

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2010/07/07 00:37 | edit

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