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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

「ナヴァラサ」「趙先生」「鬼が来た!」観ました 

 

本日はシネマ・アンジェリカにて「ナヴァラサ」と「趙先生」観てきました。

トイレがロビーではなく、劇場の奥にある、香港の映画館のようなシネマ・アンジェリカの劇場にもだんだん馴染んできました。

「ナヴァラサ」
インド映画。13歳の少女が主人公。ある日叔父さんが女装しているところを目撃してしまう。叔父さんは体は男性だが心は女性で、もうすぐ行われるヒジュラのお祭りで女として生きることを誓うのだと言う。
家を出て行った叔父さんを追って少女はヒジュラのお祭りのある村へと向かう。

サード・ジェンダー(性同一性障害)のお話。映画に出てくるサード・ジェンダーの人々は全て本人。ヒジュラのお祭りにカメラが入るのも初めてだという。
「叔父さんは病気で、お医者さんに見てもらえば治る」と軽く考えていた少女が村に入ったら、周りはサード・ジェンダーの人々ばかりで、本当の女の子の彼女の方がマイノリティになってしまうという逆転現象が面白かった。
明るいお話に作ってあるけれど、インドで男性が女性として生きるということは、家族とも絶縁されて差別を受けながら放浪生活を送ることになるわけで、現実の重さを感じた。


「趙先生」
愛人と奥さんの間を行ったり来たりする趙先生のお話。奥さんに愛人がいることがばれても、愛人が妊娠しても、のらりくらりと結論を出さずに引き伸ばそうとするいいかげんな男性。
奥さんをなだめ、愛人をなだめ、最後は・・・。
なんとなく憎めない感じも漂う彼の生き方に、憧れる男性もいるのかな?


そして先日観たジェン・ウェン監督の「鬼が来た!」。
観終わった後、考え込んでしまった。「これは果たして悲劇なのか、喜劇なのか」
太平洋戦争終戦間近の中国の小さな村。夜中にいきなり訪問してきた謎の男に麻袋に入った日本兵とその通訳を預けられる主人公、マー(ジャン・ウェン)。
いっそのこと彼らを殺してしまえ、という村人たちに、「どうしても殺せない」とオンオン泣いていた弱虫なマーが、最後には自分も鬼と化す。しかし、そのシーンで流れている音楽は深刻なものではなく、どこかダンスを踊っているような軽い音楽なのである。まるで、正義を貫こうとしているマーに、「お前のしていることは意味はない、こんなことをしても何も世界は変わらないぞ」と語りかけているようなのだ。

小物で卑怯な日本兵を香川照之が演じている。日本兵の姑息さ、残忍さを浮き彫りにしつつも、映画はどちらかというと、それに嵌められてしまったマー自身の愚かさを嘲笑しているかのようなのだ。次々と変わる体制に迎合し、のらりくらりと器用に生きることのできない、不器用な一中国人でいることへの自嘲の思い。
最後のマーの表情に鳥肌が立ち、その場面は脳裏に焼きついて離れない。

それにしてもなんとジャン・ウェンは可愛らしくもセクシーな、つるつるした頭であることか。耳がピンと立った、あの頭を思い切りなでてみたい。

category: 映画

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