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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

上海アニメーション第一弾 

 

本日、K'sシネマにて開催されている「美と芸術の上海アニメーション」を観てきました。
美と芸術の上海アニメーション

http://www.ks-cinema.com/schedule.html
午前11時の回と午後1時の回とも入りは10人くらいでした・・・。皆さんGW中家族サービスでお忙しいのでしょうか。そんな少ない人数で観るのはもったいないので皆さんいらしてください♪
今回観たのは、
Aプログラム
「おたまじゃくしが母さんを探す」 「三人の和尚」 「鴫(しぎ)と烏貝」 「火童」 「鹿を救った少年」
Bプログラム
「ナーザの大暴れ」 「猿と満月」「鹿鈴(ろくれい)」

何故今回第一弾と命名したかと言うと、Cプログラムは5月8日(土)以降じゃないと上映してないのです。
全プログラムを制覇するには、もう一回足を運ばねばなりません。

以前感想を書いたアニメは感想を省略させていただいて、今回初めて観たアニメの中で印象的だったものについて幾つか感想を書きたいと思います。

「三人の和尚」・・三人の和尚さんと山の上のお寺(中には大仏?菩薩?さまが)、ネズミくらいしか出てきません。
台詞は一切なく、和尚さんたちの表情や動作のみで物語が進んでいきます。それで内容が十分わかるから凄いです。
山の上のお寺だから水汲みが大変。一人の和尚さんだけで修行していたときはそれが当たり前だったけど、二人になったときは一緒に天秤棒を担いで水汲みをするため却って手間がかかるハメに・・。それが三人の和尚さんになったときには三人一緒には天秤棒を担げないから、誰かが得をして誰かが損をすることになる。自分が損をするのはヤダ!ということで三人とも誰も水汲みをしなくなる。水桶は空のまま・・・。

いや、これって深いですね。ものすごく深い話です。水汲み自体が生活に必要だというのは自明の理なのに、「自分だけ損をするのはヤダ」っていう・・。私もあります、そういう感情。日常生活のあらゆるところで起きますよね。
元々「和尚さんが三人集まれば水も飲めなくなる」というような諺があるそうで。
お話の続きは、お寺が火事になって、急展開。最後には皆で知恵を出し合い協力し合い、仲良く水汲みすることができるようになります。
(三人が仲良くしているときは菩薩さまが微笑んでいて、仲が悪くなると菩薩さまが困り顔になっているのも面白いです)


「鴫(しぎ)と烏貝」・・漁師がでてきたところで、これはもしや、と思ったら思ったとおり「漁夫の利」のお話でした。


「鹿を救った少年」・・なんだか少年の顔が暗いのです。「ねじ式か?」というような顔をしています。それはいいのですが、森の鹿が皇帝の狩猟隊に弓矢に撃たれそうになったとき、少年が取った行動にビックリ!いや、そこまでするか!と思いました。
なんだか昔話は鹿がらみのお話が多いですね。「鹿鈴」と言い。これってディズニーアニメの「バンビ」に製作者が影響を受けたのではと思うのですがいかがでしょう。「バンビ」は1941年ごろ既に製作されているので、可能性はあるかもしれないですね。


「ナーザの大暴れ」・・文字通り、ナーザが大暴れします(笑)。これが大暴れじゃなかったら、何が大暴れかと言うくらい。産まれたときから「お母さんのお腹に三年いた」くらいで、出てきたら卵で、それが割れて蓮の花が現われ、蓮の花びらがめくれ男の子が出てきたかと思ったら自分で金太郎さんのような前掛けを着ます。その前掛けはどこから?といろいろ突っ込むところはあるものの、そんな感じなのでお父さん(偉い人で民を治めているらしい)は投げやりに男の子を仙人の弟子にしてしまいます。
そんな愛情薄いナーザなせいか、とにかく粗暴なのです。竜の王さまの手下に友だちの妹をさらわれたので、竜王の三男を殺してしまいます。(オイオイ)
竜王は怒ってナーザを殺そうとするのですが、逆にナーザにやられてしまい「もう人間の子供はさらいません、乱暴はしません」と約束させられます。
日本のアニメならこれでメデタシメデタシかもしれませんが、中国のお話なのでそういうことにはならず、怒りが収まらない竜王が約束をばっくれて、他の息子たちを連れて復讐に来ます。ナーザのお父さんは「竜王の息子に手を出すなんて」と事なかれ主義でナーザをかばってくれません。ナーザは正義を貫いたのに・・・ナーザの目からは大粒の涙が・・。7歳にして自分で落とし前をつけることに。

長いものには一切巻かれず、相手がどんなに強くても上の人間でも正義を貫く(しかし手段は結構乱暴)ナーザ。
その後ナーザは仙人の助けを受けてバージョンアップし改めて竜王の城に殴りこみにいきます(笑)。なんだか顔が三つになって手は六本になって「阿修羅?」な感じです。
最後は村人に感謝されるものの、お父さんのところには戻らなかったみたいです。それにしてもお母さんは一切出てきません。育児にはノータッチだったのでしょうか。女官は出てくるので、たぶん身分の高い人は自分で子供を育てないのでしょうね。
このアニメを観た当時の男の子は皆「ナーザ」になったでしょうね。観ていてスカッとします。
まあ、現実ではなかなか正義は勝ちませんからね・・特に中国では(泣)。孫悟空と同様、こういう破天荒なヒーローが中国では愛されるんでしょうね。一種のカタルシス・アニメでしょうか。(←夢のない大人の発想)
日本で愛されるヒーローは、もっと平和主義で行儀のいいアトムかなあ。


「猿と満月」・・猿たちが満月を取ろうとしているところが可愛いです。絵はあんまし好みではないです・・。

category: 映画

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コメント

 

No title

来場者が少ないなんて残念ですね。
ぜったいお子様にも見てほしい内容かと思いますが。

上海アニメーション、今回の分も関西で上映予定らしいので楽しみにしています。
前にどれを見てるのかよく覚えてなくて(おいおい!)できたらまた全部見てみたいけど、どうしたものか。

でも、これを読んで「ナーザの大暴れ」はぜったい見た!と思い出しました(笑)
ほんとうに題名のとおりの作品でした。。。
やっぱりもういっかい見たい♪
ご紹介ありがとうございます!

grace #zpQ90dvU | URL | 2010/05/02 11:04 | edit

No title

>グレちゃん
>上海アニメーション、今回の分も関西で上映予定らしいので楽しみにしています。

関西でもやるのですね~♪良かったです!

>前にどれを見てるのかよく覚えてなくて(おいおい!)できたらまた全部見てみたいけど、どうしたものか。

今回、日本初公開のアニメも数本あるそうです。どれがそうかは私もよくわかりませんが、「三人の和尚」も初めてではないかな?と思います。「三人の和尚」、お薦めです。
後は個人的に「おたまじゃくしが母さんを探す」「牧笛」「ナーザの大暴れ」が好きです。

「ナーザ」は結構長編ですし、印象的ですよね。
グレちゃんのもういっかい観たい気持ちすごくわかります。
しかも「ナーザ」は字幕だったので、中国語学習者としては嬉しかったです(聞き取りができたので)。

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2010/05/02 20:23 | edit

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