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ぐうの日常

香港映画俳優トニー・レオン梁朝偉を地味に応援する管理人ぐうの、日常のつぶやきです。  画像の無断転載は禁止です。

生かされている自分「SPIRIT」 

 

昨日3月20日(月)地元のシネコンがナントカ記念で映画鑑賞1000円だと言うので「SPIRIT」http://wwws.warnerbros.co.jp/spirit/夜の上映を観てきました。(「ウォレスとグルミット」は3月19日無事鑑賞、感想は割愛(笑)。ほれっぽいウォレスにいつも振り回されるグルミットであるが、今回はお互いの男同士?の友情が確認できたお話であった)


「SPIRIT」のポスター


以下、ネタばれあり。
フォ・ユンジャ雀元甲(ジェット・リー)は幼い頃より「天津一」の武術家を目指していた。試合で相手をこっぴどく叩きのめし、その度に弟子入りする若者が雀元甲の元へ押し寄せる。「雀元甲、いつ天津一になるんだい、今日だろ?今日に違いない」とはやしたてる狂人にまんざらでもない微笑を浮かべる。
「本当の強さとは己に勝つこと」と言う母の言葉にも、親友ノン・ジンスンの「つきあう相手を選べ」「たかっている弟子が多すぎる」と言う忠告にも耳を貸さない。実際雀元甲の贅沢三昧と弟子のつけ買いで、家計は火の車だった。

そんな中、ライバルの武術家に弟子が叩きのめされた事に腹を立て、怒りのあまりその武術家を殺してしまう。その代償として家に帰ると自分の母と最愛の娘が殺害されていた。

茫然自失となり家出し彷徨う雀元甲。狂人が声をかける。
「雀元甲、いつ天津一になるんだい、今日だろ?今日に違いない」
ライバルを倒して天津一となった、私憤で人を殺めてしまった自分、そのせいで母と娘はむごい殺され方をしてしまった、自分こそが狂人だった・・。

里を彷徨って倒れていたところを村人に助けられる。何も事情を聞かず世話をしてくれる盲目の少女ユエツー月慈(スン・リー)とそのお祖母さんの優しいこと。自然の美しいこと。
田植えで、他の人に負けまいとムキになっている雀元甲が可笑しかった。無理やり杜撰に植えたので、後で月慈がこっそり植え直しているのを知る。
「苗は生きているの。間が詰まりすぎるとしまうと育ちにくいわ。人も同じね。互いに敬えば仲良く暮らしていける。」
そうそう、苗の束は少しずつ、距離を空けてしっかり植え込まないと。(植え方が浅いと後で苗がプカプカ浮いてきてしまいます。)母の実家が農家だったので子供の頃よく田植えの様子を見ていました。自分自身はやった事ないのに言うのは偉そうですが・・。まだ田植えをしていない田んぼに遊びで素足を入れていたら、ヒルが足に吸い付きぎょっとした事もあります。

こうして汗をかき、稲を育て刈り取りをし、それがお米となりお酒となり自分を食べさせてくれる。風が水田を渡る時は風を感じて自分も自然と一体になる。生かされている自分。
以前贅沢三昧の酒も料理の時も、乱闘で割ってしまった酒甕の時も、陰で丹精こめて育ててこしらえてくれた人々の事を考えたことがあったであろうか。

数年後雀元甲は天津に帰るのですが、自分の家が人手に渡らないように援助してくれていたのが絶交していたはずの親友ノン・ジンスンだったことを知る。この親友、素晴らしい人物です。雀元甲の上海への渡航費も貸してくれ、その後上海で精武体操学校を設立する際には、自分の料亭を売り払いその資金を調達してくれるのですから。
ただし、帽子を脱ぐとちょっと頭のてっぺんがキューピーさんのように尖っているのですね。ジェット・リーの美しい頭の形とは対照的でした。

雀元甲と戦うことになる田中安野(中村獅童)。田中と言えば映画「SAYURI」で千代を売り飛ばす商人の名前も「田中サン」でしたね。

雀元甲と田中安野の、お茶を嗜みながらの会話は印象深かったですがどうなんでしょう、田中安野。役どころとして強いんだか胡散臭いだかよくわかりません。(笑)中村獅童が芝居がかっていると言うか・・。
ご老人でも無名の方でもいいから、「おっこの人はできる!」と思わせられる佇まいの人は他にいなかったんでしょうか。
だって雀元甲が毒で朦朧としていても中村獅童には勝てそうだ・・と思ってしまうんだもの。
「お前は日本人の恥だ!」という台詞は決まっていましたが。

それにしても4人対1人で戦うはずのこの試合、実際に戦った相手は田中安野だけでした。たぶんその前に3人いて、田中安野はラストの対戦相手だったと推察されるのですが他の人との戦いも観たかったなぁ。←映画の冒頭シーンで戦っているシーンがありました。
(ミシェル・ヨーもそこに出てくるはずだったんだろうなぁ)
最後、雀元甲が月慈の村で武術の練習をしている。その気配を感じて涙する月慈。月慈は理解したのだ。雀元甲が約束通り帰ってきたこと、そして既にこの世の人ではないことを。

主題歌差し替え問題とか、雀元甲の曾孫の方に「史実と違う」とか訴えられている問題とかいろいろありますが、映画としては一級のエンターティメントとして、メッセージのある作品として楽しめるのではないでしょうか。上映後、若い女の子が泣いていたのが印象的でした。(男性は男泣きかも。)

そしてやっぱり映画はジェイ・チョウの主題歌で終わりたかったですね。
ジェイ・チョウの曲が聞きたかった

周杰倫に仕える「くのいちブログ」さんよりバナーをお借りしています、ありがとうございます。

「SPIRIT」の検索でこの拙ブログに来られて「ジェイ・チョウって誰?」という方は「くのいちブログ」さんhttp://blog.livedoor.jp/jay_japan/をご覧下さい。

尚、拙ブログではジェイ・チョウに関する記事としては

音楽に癒されるときもある http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/blog-entry-84.html#comment

ジェイのコンサート行ってきました http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/blog-entry-90.html#comment

ジェイのコンサート行ってきました・続き http://guunonichijyou.blog22.fc2.com/blog-entry-91.html#comment

があります。よろしければご覧下さい。

category: 映画

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コメント

 

冒頭の試合がラストにつながります

どもども。
>それにしても4人対1人で戦うはずのこの試合、実際に戦った相手は田中安野だけでした。たぶんその前に3人いて、田中安野はラストの対戦相手だったと推察されるのですが他の人との戦いも観たかったなぁ。
 あのあのあのー、冒頭にだったか、英国人やフランス人っぽい列強国の連中と元甲が、フェンシングや棒術で闘ってたでしょ? ストーリーの組み方が倒叙法になっているのでわかりにくかったかもしれないけど、3人の西洋人との闘いを描いた上で物語は元甲の少年時代に跳び、いよいよ最後の一人・田中さんとの試合に至るまでを描いています。

nancix #fpwaLjMk | URL | 2006/03/23 16:25 | edit

nancixさん、ありがとう!

>冒頭にだったか、英国人やフランス人っぽい列強国の連中と元甲が、フェンシングや棒術で闘ってたでしょ?

そういえば、最初そういうシーンがあってから、過去に遡っていましたね。nancixさんに言われるまで忘れていました。過去の話が強烈だったから・・(ということにしておこう。(~_~;))

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2006/03/23 20:29 | edit

日本人の恥、という言葉を聞くとき、いつも居心地が悪いんです。「アジアの中で秀でている日本人として恥ずかしい」というニュアンスに感じてしまうんですね。
きっと考えすぎなんでしょうね。なぜ、そんな風に感じてしまうのか自分でも分りません。

藍*ai #a2fnBRhM | URL | 2006/03/23 22:06 | edit

>きっと考えすぎなんでしょうね。なぜ、そんな風に感じてしまうのか自分でも分りません。

藍*aiさんはとっても真面目な方ですよね。自分を律することを常に心がけているからではないでしょうか。公の場で恥ずかしいことをしてはいけない、という昔の日本人の良い気質をお持ちだと思います。(年とってるという意味ではないのよ~)だからそういう言葉に敏感に反応してしまうんじゃないでしょうか。

私はあまり「日本人」ということは考えないようにしてます。戦後の民主主義教育は「日本人がおこした過去の過ち」に重きを置き過ぎて「日本人の誇れるところ」を教えていない気がするのです。その弊害を一番被ったのが我々世代かも。

ぐう #ex3yOCrA | URL | 2006/03/24 00:23 | edit

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