香港レジェンド・シネマフェスティバル2 

7月1日(火)は「チャウ・シンチーのゴーストハッスル」と「香港ラバーズ 男と女」を観ました。

「チャウ・シンチーのゴーストハッスル」

日本語タイトルに「ゴースト」と付くものの、「ゴーストバスター」のような怖い?シーンはなく、幽霊は幽霊でも麻薬製造工場に侵入してそこのボスに殺された警部が、幽霊になって新米刑事のシンチーを助けながら自分を殺した犯人探しをするというどこか夢のあるお話。
(ウディ・アレンの「タロットカード殺人事件」はシンチーの作品をヒントに出来ました・・・ってそれは嘘です)

こちらもシンチーらしいお話で、とっても楽しかったです。またウ○チが出てきました、猫のウ○チだけど。
綺麗なスカートのお姉さんが階段を上る時、「風よ吹け!」とシンチーが念じるとフレアスカートがふわぁっと舞い上がるシーンなんかは男の子の脳内見たり!(笑)と言う感じ(実は幽霊になった警部の仕業)。しかも、それを見て驚いたシンチーが落としたダンボールの中にあった下着の汚いこと(笑)。
デートでベンチに腰をかけた時に「ポケットの拳銃があたるんだけど」と彼女に言われたときのリアクションなんかはオチが見えてるけど可笑しくて可笑しくて。

1990年の作品だからシンチー若い若い!当時の香港の少年はシンチー映画を観て「シンチーはオイラたちの兄貴だ!」と思っただろうなぁ。


「香港ラバーズ 男と女」

こちらはうってかわって、リアルな悲しい香港の不法入国をした女性のお話でした。
本当にこういうことが沢山あったんだろうな、バラックの一つ一つの屋根の下に展開されていた人生だったんだろうなと考えてしまいました。
主人公の女性はしたたかな部分もあって、居住権を得るため年の離れた香港人と結婚しつつ好きな青年と逢瀬を重ねるのですが、タイから来た青年の方はもっと悲惨で、努力で香港の中でのし上がろうとするのですが過酷な現実が待っている、という・・・。

よくアンディの映画なんかで、最後に主人公が銃で悪者を皆殺し(自分も死んじゃう)する映画なんかは香港の人のカタルシスを表しているのだろうなと思いますが、残念ながら、この映画は最後まで悲しいままで終わるのでやりきれない気持ちが残るばかりです・・・。


今日の情報
・映画「言えない秘密」8月23日(土)公開決定!とのことです。8月23日(土)公開スタートするのは新宿武蔵野館などの関東のみで、関西などは9月公開のようですが・・・。
「カンフーダンク」(8月16日(土)公開)と公開日が一緒にならなくてほっとしました。これでどちらの映画も公開初日に堪能できそうです。
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=7226

・「BRUTUS」7月1日発売号
「BRUTUS」

「マカオ特集」です。
「30の世界遺産、20軒のレストラン、5軒のホテル。そして入門カジノ。」
読んでいて「あぁ〜今すぐマカオに飛びたい・・・」と思ってしまいました。

記事の中には「マカオ通より耳より情報、『必ずここは訪れます』。」というのがあって、ショーン君お薦めの場所の紹介も載ってます。
ちなみにショーン君お薦めの場所は
「龍華茶楼酒家」
「彭記」
「澳門機動運動倶楽部」
だそうです。

香港レジェンド・シネマフェスティバル1 

昨日28日「香港レジェンド・シネマフェスティバル」に行ってきました。
香港レジェンド・シネフェス・ポスター

観たのは「ファイヤー・ライン」、「チャウ・シンチーのゴーストバスター」、「裸足のクンフー・ファイター」。

「ファイヤー・ライン」
ジョニー・トー監督らしい骨太の映画。消防士のお話のため、ドッカンドッカン炎が燃え盛るシーンの連続で迫力満点でした。工場火災で、逃げ遅れた人を救出して地下道に避難したものの、出口がなく、酸素ボンベの酸素も残量僅かになり・・と観ているこちらも息苦しくなるような展開でした。
ラウ・チンワンカッコええ〜〜♪
アレックス・フォンのぴったりサイズのポロシャツは果たして・・・(笑)。

「チャウ・シンチーのゴーストバスター」
思いっきり笑いました。カレン・モクの前半の衣装は「天使の涙」風、後半は「レオン」のナタリー・ポートマン風でした。シンチーの衣装がまさしくレオンでしたもんね。
台詞もたぶん広東語のは字幕に載せきれないくらいいろいろ織り交ぜてるんだろうなぁ、全てを理解して笑えないのが残念です。

手に「ウ○チ」を乗せて、「これが触れるか!」ってどんな訓練なんだ。(笑)
いつまでも子供の心を忘れないシンチーに乾杯!です。(忘れなさすぎですが)

「裸足のクンフー・ファイター」
これもジョニー・トー監督作品だったので観てみたかったのですが、こちらはアーロンの青春映画と言った感じでした。
アーロンが若い!爽やか!「父子」のドロドロとした駄目父役とはえらい違いです。演技も男の渋さも現在の方が増していますね。って特にファンではないですが・・・。
マギー・チャンは今とほとんど変わらず、凜とした染物屋の女主人を演じています。


「ファイヤ・ライン」も「ゴーストバスター」もラム・シューがちょい役でスクリーンに映ると劇場は爆笑。ラム・シュー愛されてますねぇ。ご本人は知ってるのかしら、日本でこんなに自分が愛されてるのを。
久々に香港映画らしい香港映画も観て大満足、ストレス発散です。
ちょくちょくこういう催しをやってくれるといいのにな。もちろん香港映画がもっと一般公開されるといいのですが・・・。
中国映画も台湾映画も好きですが、やはり香港映画は一番いいですね。
本日は家で過ごしてしまったので、次は仕事休みの平日に観にいく予定です。

今回レジェンド・シネマフェスティアルに参加できない方も、上映作品が次々とDVD発売される予定ですので、レンタル等でご堪能してみてはいかがでしょう。

※「香港レジェンド・シネマフェステイバル」パンフレットより
9月10日発売
「裸足のクンフーファイター」
「ファイヤー・ライン」

10月8日発売
「暗黒街/若き英雄伝説」
「アンディ・ラウのカジノタイクーン」

11月5日発売
「チャウ・シンチーのゴーストバスター」
「チャウ・シンチーのゴーストハッスル」
「チャウ・シンチーの熱血弁護士」
「チャウ・シンチーの限界ドラゴンファイター」

12月、1月、2月、3月、4月も香港映画日本版DVDがショウ・ブラザーズより発売されます。


今日の情報
・雑誌「香港電影」8号を渋谷のカクタスクラブで購入しました。トニーの写真満載(「レッドクリフ」記事も沢山あります)文字が読めなくてもファンの方、結構お薦めです。(左側は「香港レジェンド・シネマフェスティバル」のパンフレット)
「香港電影」

・トニーの過去の作品、「地下情/追い詰められた殺意」DVD(香港版)が発売になりました。
「地下情」

http://global.yesasia.com/jp/PrdDept.aspx/code-c/section-index/pid-1011110937/

・「カンフーダンク」試写会プレゼントのお知らせ
http://www.asiancrossing.jp/info/info.html

・本日6月29日(日)TBS 午後11:30〜0:00 「アジア紀行」 ヨガ&太極拳 
今回が最後です。先週の多部ちゃん、見逃しちゃいました。

爆音&「軍鶏」 

本日吉祥寺バウスシアターに「花様年華」を観てきました。
爆音映画祭ポスター


『爆音上映は、通常の映画用の音響セッティングではなく、音楽ライヴ用 の音響セッティングをフルに使い、ボリュームも限界まで上げて、大音響の中で映画を見る・聴く試みです。
一般の劇場上映では聴くことのできない迫力と、その爆音によって視覚 までが変容して映画そのものも違って見えるトリップ感覚、そしてま た、大音響でなければ聞こえてこない幽かな音を聴くという、大胆かつ繊細な上映イヴェントです。』(吉祥寺バウスシアターのご挨拶文より)

音が大きすぎてうるさかったらどうしよう?という心配は杞憂でした。
映画の中で何度となく繰り返される夢二のテーマの時にビンビンと音が座席や体に振動してきて、胸がどきどきして心地良かったです。
嵌りそうです・・・。あー他の劇場でもやってほしい!
座席数は100席くらいあったかな?7割くらいは埋まっていて吉祥寺という土地柄か、若い人が多かったです。

「花様年華」の爆音上映はあと一回、21日(水)15:00〜にありますので、ご都合のつく方は是非体感してみてください。(もう一回観たいけど水曜は仕事で行けません・・)
http://www.bakuon-bb.net/program.php


その後、イメージフォーラムでの「軍鶏」を観ようと渋谷にダッシュしました。
「軍鶏」ポスター


イメージフォーラムは何度か行ったことがあったにもかかわらず、渋谷駅で宮益坂はどっちだったっけ?とちょっと迷ってしまい結局15分遅れで入場・・・。予告編上映が5分くらいあったとして10分くらい見逃してしまったかな。
丁度ショーン君が刑務所のトイレの床に横たわってて、囚人にやられちゃった後みたいでした。

ストーリィとしてはソイ・チェン監督の前作「ドッグ・バイト・ドッグ」のような奇想天外な、眼を剥くような展開はなかったかな。でもショーン君はさぞかし役作りが大変だったのではないかと思います。その辺の体験談などを聞きに、先日の舞台挨拶を観にいけたら良かったのですが、香港旅行帰りの疲れで寝てました・・・。
それにしても主人公が何度も言ってた「見下げられたくない」「勝てば見下げられなくなる」というのは男性特有の感情なんでしょうか。「見下げられたくない恐怖症」(追記:正確には「見下げられる恐怖症」か?)とでもいうのか、男性の観客はそこで共感するのかなぁ。
スポーツで頑張ったり、体を鍛えたり、勉強ができるようになったり、お金持ちになったり、その原動力が「見下げられたくない」というマイナス地点からのスタートというのは女性から見ると不思議な気がします。でも、だからこそ、男性のハートはガラスのハート、他人からの評価に敏感なのかもしれないですね。

女性の場合、よほど親からマイナスイメージを植え付けられてない限り、マイナスからというよりゼロからのスタートだと思うのですが。まぁ、女性の場合、男性より(一般的に)社会的地位が低いから開き直ってるというか元々失うものがないから強いというか。


今日の情報。
6月28日(土)〜7月4日(金)の香港レジェンド・シネマ・フェスティバルの上映スケジュールが発表になってました。
http://www.theater-n.com/movie_hongkong.html
でも、このスケジュール表、見づらい(笑)。自分用に手書きでスケジュール表を作らねば。

「マイマザー・イズ・ア・ベリーダンサー」「I'll Call You」 

昨日3月9日(日)、シネマート六本木にて「マイマザー・イズ・ア・ベリーダンサー」「I'll Call You」を観てきました。
(昨夜は猛烈な睡魔に襲われて記事が書けませんでした)
ただ今香港行きたいモードのせいか、映画を観てますます香港に行きたくなりました・・・。

「マイマザー・イズ・ア・ベリーダンサー」
主婦数名がひょんなことからベリーダンスを習いだしたことにより、夫婦や家族の関係を見つめ直すことになるというお話。
ハチャメチャなコミカルなお話を想像していたのですが、意外にシリアスなお話でした。
特に香港の狭い家庭事情がリアルでした。衣装ケースで仕切りを作っていたり、トイレが書斎だったり・・・主人公たちの閉塞感が現われていて、押しつぶされそうな気持ちになりました。日本の住まいもウサギ小屋だけど、地震がないのをいいことに香港の高層ビルがまるでSFのように上に上に果てしなく伸びているのを思い出すと香港の土地の狭さ・土地のありがたさを実感します。

あと「中国人女性は奥ゆかしいから、そんな肌を露出するようなダンスはできない」と、大勢の香港人主婦やその夫が拒否反応を示していたのも意外でした。
もっと香港女性は強いというイメージがあったから・・男尊女卑なのかなぁ。過去イギリスのレディーファーストの教育を受けていたとはいえ、根っこは亭主関白なのでしょうかね。

この映画を観てると若い女性が結婚に希望が持てなくなると思うのですが(ラム・カートン演じる夫は優しいからいいかな)、結局自ら行動して風穴をあけていくしかないのでしょうね。


「I'll Call You」

こちらはコメディ恋愛映画。
主人公のアレックス・フォンが好きな女性の言う事を何でも聞いてしまう軟弱さも笑ってしまうけど(「マイマザー・イズ・ア・ベリーダンサー」に出てくるご亭主とはえらい違いだ。それとも結婚すると豹変する男性がいるってことか)、それを何も言わずに暖かく見守る友人ラム・カートン、ブルース・リー似のチェン・グォクンとの関係がほほえましかったです。
主人公のアレックス・フォンが自分を見つめ直している時に「ある大物歌手兼俳優」が出てきて何故か歌いだすシーンが爆笑ものです。映画を観終わった後、そのシーンが一番強烈に残っているのもいかがなものかと思いますが。(笑)
恋愛話だけで映画一本引っ張るのは(しかもコメディで)、ちょっと苦しいかなぁ。もう少し何かお話を膨らませるものが欲しかったです。


今日の立ち読み情報。

・「メンズノンノG」 4月25日増刊号(表紙はキムタクです)
ウォン・カーウァイ監督のインタビュー記事載ってます。(何故かわがブログは最近カーウァイ監督祭りですな)

・「Gainer(ゲイナー)」 4月号
「Gainer(ゲイナー)」 4月号

ショーン・ユーのインタビュー記事載ってます。

あとは映画関係ではないけど個人的に心配なニュース。

・<安野モヨコ>体調不良で休養を宣言 一部除き休載

「働きマン」や「さくらん」などで人気のマンガ家の安野モヨコさんが10日、自身のブログで体調不良のため休養すると明らかにした。朝日新聞で連載中の「オチビサン」以外の作品は休載となるいう。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080310-00000013-maiall-ent

「働きマン」を読んでたら「絶対作者は頑張り過ぎる人だよなー」と思ってしまうのですが、やはり頑張り過ぎではないでしょうか・・。
幸い「オチビサン」は続けるようで、全くの休業ではないようなのでそれ程体調不良が重くないことを祈ってます。(でもいっそ全部お休みして休養したら・・・とも思ってしまいます)
とにかくお大事になさってください。

「父子」「天堂口」 

東京国際映画祭の感想を今ごろちょこっと。
「父子」
アーロンがダメダメな父親を演じている映画。「boy」と呼ばれている小学生の息子がなんとも名演技。
「父子」ポスター

「天堂口」
「天堂」とは「天国」と言う意味だったのだ、と映画を観て知る。と言う事は「天堂口」は「天国への入り口」と言う意味かな。
「天堂口」ポスター



以下、ネタばれあり。
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